利休さんと、花と、葛藤の日々♪
2016.04.08 Friday
桜の季節が去ってゆくのと同時に…
他の花が次々と満開を迎えてゆきます
いちょうも
赤ちゃんのようなかわいい葉っぱが
いっぱい出てきたヨ
お茶の先生の御宅に伺うと、
すでにもみじの葉っぱが
こんなにいっぱい!
フサフサ〜!
路地に入ると
遅咲きの椿が一輪
にっこりお出迎え
お茶室には
利休さんの命日
(旧暦の2月28日)ということで、
利休像のお軸がかかっていました。
菜の花と、ろうそくと…
そしてお献茶が上がり、
とても神妙な気持ちになりました。
ふう…
美しいですね。
どこを切り取っても
ほんとうに美しいです。
心の入ったお茶室は。
利休さんもきっと、
ゆっくりとお茶を
召し上がられたことでしょう。
さて、
私のほうは、仕事のスキ間に、
とても長い時間をかけて、
やっと「東京イラスト&ルポ」
の記事がひとつ、出来上がりました。
これからこれを、ウェブ用に
カスタマイズしていきます。
出来上がったら、
はてなブログのほうにアップするので、
またお知らせしますね。
これらは、
誰にも求められていないのに、
勝手に、個人的に、
作っている記事です。
「勝手に」と言いつつも、
どうしても凝ってしまうため、
作り込むには時間もかかり、
結局、
日々のブログ(こっちのブログ)も、
新しく作ったほうのブログも、
両方とも更新が滞ってしまい、
なぜこれをやるのか?と
葛藤が激しくて、大変でした。
家の中のことも、
おろそかになってしまうし、
常に、何かに追われているような
気持ちになるし、
人とゆっくり話したり、
遊んだりする心の余裕も生まれないし、
桜もあんまり、見ていない。
それでもやるの?
誰にも必要とされていないのに?
はっきりした目標があるわけでも
ないのに?
…勝手に始めて、
勝手に葛藤するワタシ。
でも、結局、絵描きって
こういうことなのかもしれないなと
思ったんですよね。
制作時間を積み重ねることでしか、
どうしても見えてこない答えがあると、
葛藤の末に。
漫画家の萩尾望都さんも、
昼の12時から夜中の3時まで、毎日
ずーっと漫画を描いていらっしゃると
言っておられたしなあ。
あと、思い出すのは、
「アーティストのためのハンドブック
制作につきまとう不安との付き合い方」
(フィルムアート)
という本に書いてあったこの言葉です。
「作品制作は難しい作業です。
どうしたら作品は完成するのか?
なぜ作品はたいていの場合、
完成しないのか?
作品を作り始めた人の多くが
途中で投げ出したくなるような、
制作の本質的な難しさとは何なのか?
アーティストの生活が
ままならないのは、その進捗が
遅いからではなく、
速いはずだと想像しているから
なのです。
しかし、遅かれ早かれ、そう
簡単に作業はこなせないという地点
に到達することは避けられません。
それはまさに、あなたの恐れたこと
です。
けれども、あなたに才能が
あろうと無かろうと、
あなたに今日できることは目の前に
あることだけです。
よくない作品をたくさん生み出すこと
によって、よい作品が生まれます。
これをフィードバックと呼びます。
これは自分の最短ルートであり、
まさにこれが自分の作品を制作する
ということなのです」
結局、なんでも、
自分が納得できるところまで
やるしかないんですよね、精一杯。
そういえば、誰かが言ってましたっけ。
人生が矛盾だらけだったら、
それこそ、人生が
うまくいっている証拠だと。
あまりの矛盾だらけに
我ながら笑っちゃいますが、
笑いながら、ちょっとずつ
進んでいきます♪
JUGEMテーマ:小さくて大切な幸せ。