こんにちは。絵と文のイラストレーター、「さくらみ(さくらみゆき)」です。
こちらでは、イラスト制作風景や、日常の中のやさしい時間、
心躍るひとときを、イラストでお伝えしていきます。
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利休さんと、花と、葛藤の日々♪
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桜の季節が去ってゆくのと同時に…


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他の花が次々と満開を迎えてゆきます



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いちょうも
赤ちゃんのようなかわいい葉っぱが
いっぱい出てきたヨ



お茶の先生の御宅に伺うと、
すでにもみじの葉っぱが
こんなにいっぱい!



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フサフサ〜!



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路地に入ると
遅咲きの椿が一輪
にっこりお出迎え


お茶室には


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利休さんの命日
(旧暦の2月28日)ということで、
利休像のお軸がかかっていました。


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菜の花と、ろうそくと…

そしてお献茶が上がり、


とても神妙な気持ちになりました。


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ふう…


美しいですね。



どこを切り取っても

ほんとうに美しいです。

心の入ったお茶室は。


利休さんもきっと、

ゆっくりとお茶を
召し上がられたことでしょう。





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さて、

私のほうは、仕事のスキ間に、
とても長い時間をかけて、
やっと「東京イラスト&ルポ」
の記事がひとつ、出来上がりました。


これからこれを、ウェブ用に
カスタマイズしていきます。

出来上がったら、
はてなブログのほうにアップするので、
またお知らせしますね。


これらは、
誰にも求められていないのに、
勝手に、個人的に、
作っている記事です。


「勝手に」と言いつつも、

どうしても凝ってしまうため、
作り込むには時間もかかり、


結局、
日々のブログ(こっちのブログ)も、
新しく作ったほうのブログも、
両方とも更新が滞ってしまい、

なぜこれをやるのか?と
葛藤が激しくて、大変でした。


家の中のことも、
おろそかになってしまうし、

常に、何かに追われているような
気持ちになるし、

人とゆっくり話したり、
遊んだりする心の余裕も生まれないし、

桜もあんまり、見ていない。



それでもやるの?

誰にも必要とされていないのに?

はっきりした目標があるわけでも
ないのに?

…勝手に始めて、
勝手に葛藤するワタシ。


でも、結局、絵描きって
こういうことなのかもしれないなと
思ったんですよね。


制作時間を積み重ねることでしか、
どうしても見えてこない答えがあると、
葛藤の末に。


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漫画家の萩尾望都さんも、
昼の12時から夜中の3時まで、毎日
ずーっと漫画を描いていらっしゃると
言っておられたしなあ。


あと、思い出すのは、
「アーティストのためのハンドブック
 制作につきまとう不安との付き合い方」
(フィルムアート)
という本に書いてあったこの言葉です。


「作品制作は難しい作業です。

 どうしたら作品は完成するのか?
 なぜ作品はたいていの場合、
 完成しないのか?

 作品を作り始めた人の多くが
 途中で投げ出したくなるような、
 制作の本質的な難しさとは何なのか?

 アーティストの生活が
 ままならないのは、その進捗が
 遅いからではなく、
 速いはずだと想像しているから
 なのです。

 しかし、遅かれ早かれ、そう
 簡単に作業はこなせないという地点
 に到達することは避けられません。
 それはまさに、あなたの恐れたこと
 です。
 
 けれども、あなたに才能が
 あろうと無かろうと、
 あなたに今日できることは目の前に
 あることだけです。

 よくない作品をたくさん生み出すこと
 によって、よい作品が生まれます。
 これをフィードバックと呼びます。
 これは自分の最短ルートであり、
 まさにこれが自分の作品を制作する
 ということなのです」

 

booklog.jp


結局、なんでも、
自分が納得できるところまで
やるしかないんですよね、精一杯。


そういえば、誰かが言ってましたっけ。
人生が矛盾だらけだったら、
それこそ、人生が
うまくいっている証拠だと。

あまりの矛盾だらけに
我ながら笑っちゃいますが、

笑いながら、ちょっとずつ
進んでいきます♪

 

 
初釜中はソロソロと…









初釜の期間中は、
頭の中も、あまりスキマが
空いてないのか、
お手伝いのない日も
ボーッとしてしまいます。


身体が
自然とバランスをとろうと
してくれてるのかな。


初釜中は
ソロリソロリと
進みます。

それを楽しもうっと

いつもの道を、今年も…

今日は初釜終了後、
今年はじめての
お茶のお稽古です。


他のお弟子さんが
風邪を引かれたり、
用事があったりしておいでにならず、
今日は私一人だけだったのですが、


私一人のために、
先生方は、丁寧にお庭を掃除し、
お茶室を掃き清め、
床の間にお花を飾り、
万端整えて、準備して待っていて
くださいました。


よく考えてみれば、
この2月で私もお稽古10年目
になるんですよ。

ああ、いつの間に
これほどの時が流れたのやら…

 と思う一方で、

普段は年は取りたくないと思う私が、
お茶の世界でだけは逆転して、
早く十年二十年重ねて、
少しでもお茶の心に近づきたい!
と思うんです。

でもどんなに焦っても
積み重ねることでしか、
見えてこない…

そんな、本来
当たり前のはずのことを
実感するのが、お茶の世界です。




今日は一人だけと
いうこともあって、
いつにも増して、ゆったり
時間が流れました。


お稽古をつけていただいたあとは
お庭の風情を眺めながら、
先生方ご夫婦と、のんびりおしゃべり。





キラキラ光る
お庭の向こうには、
土手の風景。


これがまた、十年前から
まったく変わらないのです!


…と、奥様にも申し上げたら
「そうよね、
 ここは、江戸時代の人が
 通ってもおかしくない風景よね」と。


そう、電線もないし、
大名行列が通っても
「へえ〜」と
眺めてしまいそうな土手なんですよ。




見えるのは、

昼は青空、

夜は月。


庭の向こうの、この土手の風景まで
を気に入って、
お茶室を建てられた、若き日の
晋彩先生の炯眼に、
あらためて感服です。





雪の日のお庭の写真も…




庭を眺めながらの
先生方ご夫婦とのおしゃべりは楽しくて
名言やびっくり話を、
今日もたくさん伺うことができました。

そのうちの、ほんのいくつか、
あげてみますと…


大徳寺の金毛閣の上にある千利休像は
 秀吉の命令で、
 利休さんが一条戻り橋で、
 さらし首の刑にあったとき、

 その像に首を踏ませたことで
 有名だけど、
 その後、秀吉は、
 それを叩き壊させているのね。

 今残っているのはその壊れた像を、
 弟子たちが拾ってきて
 組み立て直したもの。

 それを、いちばん最近の
 金毛閣の立て直しのとき、
 大徳寺管長の雪底老師の師匠の
 以清和尚が、
 『この像だけは、命に代えても
  守らねば』と、枕元に
 置いて寝たそうでね。

 利休像は、利休さんの実物大で
 作ってあるから、
 かなり大男だったため、背が高い。
 その像がカッと自分の枕元を
 見下ろしている様は
 やはり以清和尚と言えども、
 最初は怖かったそうだよ。

 でも、そのうち慣れて平気になった
 と私に話してくれたよ」


「お茶の道具には、私も、
 一時は夢中になったこともあったけど
 その熱は、早いうちに自分でしっかり
 断たないといけない。

 お道具ありきの向こうに、茶の道は
 ないからね」

「作品は、作者が年をとって、
 目が悪くなり、根気もなくなり、
 手もおぼつかなくなって
 枯れてくると、
 丸くて良い味が出てくる。

 余計なものが削ぎ落とされるんだね。

 でも、そのためには、
 若いときに、やはり
 たくさん数を作っておかないとね」

「あのお庭の真ん中の大きな石は、
 宝石やさんがテーブルに
 使っておられたのを
 私にくださるというので、
 反対側の凸凹している方を上にして
 庭石にしたの。

 ほら、水に濡れると
 良い色が出るでしょう?」


「前に、ある有名な高い料亭に
 おかあさん(奥様)と行ったら、
 庭の石灯籠が乾いていてね、

 『あれ?あの灯篭はどうして
  乾いているの?』
 と聞いたら、

 『実は…苔に水はやっても、
  石に水をやる必要はないと
  言われておりまして…』
 と困ったように言うんです。

 でもそれは間違い。
 
 石に水をあげると、
 とても良い風情が出るんだから、
 お客様にお見せするなら、
 しっかり水をかけてあげないと
 いけない。

 『どうしたら、この庭を見た方に
  ほっと和んでいただけるか』

 それを考えて、考えて、
 お庭を整えていかないとね」

「人間は、
 どんなに辛い事があっても、
 最後は自分のお腹に
 ぐっと力を入れて、
 自分で乗り越えるしかない。

 幾百万あろうとも、我行かん!
 という気持ちでね。」
 

他にも、興味深いお話を
たくさん伺うことができましたが、
先生のお話はいつも、
哲学、真理につながることが多くて、
すごく面白いし、勉強になるんです。

それも、
ニコニコと、さりげなく
おっしゃる。


すっかり心洗われて、
先生のお宅を出ました。



宇宙に不思議があるとすれば…

私が先生のもとに
通わせていただいてる事こそ奇跡
としか思えません。


この奇跡のご縁に
心より感謝しつつ、

10年目のお稽古も、
新たな気持ちでがんばります

 
JUGEMテーマ:茶道 
 
かがむ、かがみきる

お茶の先生のお宅の椿が
見事でした。



同じ木でも、赤や白の椿が
混じって咲くんですね。


木戸のところまで来て
はっとしました。


木戸の前にポトリと落ちた
白椿


美しい


晋彩先生はおっしゃいます。

「ただキレイに掃除すればいいという
 わけでは無いんだよ。

 そこに自然の気配を一点足すこと。

 それも、決して
 わざとらしくならないよう、
 普段からよーく自然の姿を見ておく。

 それがお客さまをお迎えする
 おもてなしの心」







寄付きから望む、
路地の風景…

ホッとします。


先生が、毎朝、2〜3時間かけて
手入れをされているお庭です。

大きな木も、まだ背の低い
若木の時から、
何十年もかけて、育てて
いらっしゃいました。

その気の長さを想像するだけでも、
すごいなぁとため息が
出てしまいます。


11月になって「炉」に変わり、
今年も冬のお点前が
始まりました。

5月に摘んだ新茶が
壺に密閉されて寝かされていたのを、
この11月に封を切り、
石臼で丁寧に曳き、

一年で一番美味しいお茶が
振る舞われるのが
この時期なのです。


お稽古も気合を入れ直して、
がんばらねば


晋彩先生のお宅は、決して、
交通の便利なところに
あるわけではありません。

でも、そこに都内県外遠方から
長い時間をかけてたくさんの
お弟子さんが通ってこられます。


先日は、なんと、
イタリアからもお客さまが!


先生が土手の近くに
お茶室を構えられたのも
「月が綺麗に見えるから
という理由。


そんな先生方ご夫婦にお会いすると、
魅力的すぎて、
誰もがトリコになってしまいます



そんな師、吉田晋彩先生のお話が、




なんと!!!




雑誌ダーナの今月号に
掲載されました!!





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今月の特集テーマは
「問題を解き明かす」

そこで先生のお言葉。


「苦しくなったら、屈み切りなさい。」

「苦しみ切ることもまた、
 よろしいということなんです」


…果たして、そのお心は!?

続きは、ダーナでお読みください。

心洗われること、請け合います

(ダーナは一般書店では
 扱われておりません。
 ご注文は、読書のすすめまでどうぞ
          →こちらです



さー、洗いましょう、
心をざぶざぶと。


JUGEMテーマ:茶道
宇宙船とお茶室
どこの山奥か…と思うような、
あふれんばかりの緑と、お茶室。


あと一ヶ月もしたら、辺りは一面
紅葉でさぞかしキレイなこと
でしょう。



でも、ここは山奥ではなく、
れっきとした東京、青山なんですね。

もっとも青山も、戦前までは
「野原しかなかったんだ」
と、かの岡本太郎さんもおっしゃって
ましたので、これは一昔前の
青山の姿なのかもしれません。
(さらに歴史をたどると、青山一帯は
 徳川家康の重臣、青山家の下屋敷
 だったそうです)


さて、
お茶会が、無事、終わりました

お世話になった先生がた、
みなさま、根津美術館の担当者さま、
ありがとうございました。


一口にお茶会と言っても、
いろいろな種類があります。


たとえば、
亭主とお客さまと、二人だけで
行う一対一のお茶会もあれば、

3人、5人など、
少人数のお茶事もありますし、

また先日のように、
200余名ものお客さまを
おもてなしするお茶会もあります。

だいたい、一度に
10名のお客さまをお迎えして、
そこに亭主と、先生と、
ときどき半東(はんとう)が
出入りします。

つまり、四畳半という狭いスペースに、
合計で12名もの人間が座り、
(ちゃんと座れるのです、これが)
一期一会の濃密なひとときを
過ごすことになるわけです。


その間、お客さまの
心理的距離(パーソナルスペース)
はぎゅっと縮まって、
とても近くなることでしょう。


でも、物理的に狭くはあっても、
お軸から見えてくる風景を
想像したり、
お道具の、長い長い歴史の中に、
たくさんの人が大事にし、
伝えようとしてきた何かを
考えたりして、


一服のお茶を味わう間に、
お客さまはそれぞれ、遠くまで
旅をされることになります。


それってある意味、
広大な宇宙を行く宇宙船に、
たくさんの人が、履物を脱ぎ、
息を整えて「えいっ」と
乗り合わせたような感じかもしれません。

 窓から見えるは、
  果てしなく広がる宇宙…

きっと、あとで
緊張から解き放たれた後も、
様々な余韻を思い出されるのでは
ないでしょうか。



さらに、表からは見えませんが、
控えの小間とお水屋には、
多くの控えの者が、
ぎゅぎゅっと詰めています。

こんなお茶室を空から見たら、
やっぱりちょっと
不思議な光景でしょうね。

「あんなに狭いところに、
 大勢の人がぎっしりといて、
 一人一人が仕事をしながら、
 なかなか滑らかに動いているよ」と。


伸び縮みする空間、
狭いようでいて、果てしなく
広がりのある空間…

それがお茶室なんですね。


ともあれ、なんとか無事、
フライトを終えることができ、
乗組員の一員として、
ホッとしております

乗り合わせてくださったみなさま、
一期一会のお茶会、
ありがとうございました♪



JUGEMテーマ:茶道

根津美術館 南門への行き方



今度のお茶会で、根津美術館の
南門に集合することになりました。


ネット検索で「南門」の
地図を探したのですが
見つからなかったので、
自分で作ってみました。


ちなみに、ネットをご覧の方で、
お教室の集まりなどで
この地図を利用される方が
いらっしゃいましたら、
ご自由にお使いになってください。
報告は不要です(^0^)


南門の目印は、
緑の木々に囲まれた門と、
石像です。


今度、写真も撮ってきて、
一緒にこのページにアップ
しますね!


お稽古帰りの「ほっ♪」


今日は頭痛もあって、
薬を飲んだので、
一瞬で世界が
ホワイトアウトに。

今は、無事に復活して、
これを書いていますo(^^)o


考えてみると、
お茶のお稽古って、
「緊張する」
→「ゆるむ」
→「緊張する」
→「ゆるむ」
→「緊張する」
→…   の繰り返し。


そのギャップが、
妙に「世界観」を作り出す
というか、
クセになるようです。


お着物も同じで、
最初着るときは、
息もつまるし緊張するのに、

着ているうちに
だんだん馴染んで慣れてきて、
脱ぐときにはもったいなくて、
もう少し着ていたいような
気になり、

でも、
いざ洋服に着替えると、
ほどけた感じが
ものすごい快感で、
「ひゃ〜! 
 気持ちいい〜!!」
となり、

するとまた、
「次回お着物着るのが
 楽しみだなあ♪」
と思ったりして、
やっぱりクセになる感じです。


きっとこういうとき、
頭の中で、
シナプスがつながって
回路が太くなっていくんで
しょうね。


「ゆるみ」も大事だけど、
いつもゆるんでばかりじゃなく、
「緊張」も大事。


「ゆるみ」と「緊張」を
リズミカルに
繰り返し続けられた事柄が、
その人にとっての
「道」になっていくのかも
しれませんね。


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ほほそめて…ご報告

いや〜、恥ずかしかったわぁ


朝は案の定、髪型が
全然うまくいかず、
1時間格闘のすえ、
ビーズの髪飾りが
パーンッ!と分解!!

  あああっ

まさかの
一番恐れていた展開に…


仕方なく、
そのままお稽古にうかがい、

結局、
髪型から着付けから、
何から何まで全部
先生(奥様)のお世話に
なりました。

うっうっ
和江先生がいてくださって
良かった


感想はいろいろありますが、
一番の驚きは、


 腰に巻く紐の数が
 半端じゃないほど多い!


…ということでした。


町で見かける、
美しい和装の皆様は、
どなたも大変涼しげに着物を
着こなしていらっしゃいますが、
あの帯の下には、
たくさんのグルグル巻きが、
隠されていたのですね。


お点前は、
予想に反して、
立ったり座ったりが
スムーズで、
そのことにもビックリ。

あらためて
「やっぱりお茶はお着物で
 する文化なんだ」と
思いました。


「あのさくらチャンが
 ようやくお着物デビュー!?」
ということで、
火曜日の教室の先輩方も
興味津々!?


私のケータイをバッグごと
持ってきてくださり、
私がお稽古している所を
撮影してくださいましたので、
恥ずかしながら、
2枚だけアップさせて
いただきます。









ああっ
お願い、今日のところは、
何も言わないでくださいマセ


でも、髪型は、なかなか
いいでしょう?

せめて髪型だけでも
自分でできるようにと、
毎日「編み込みヘア」にして、
教えていただいた髪型を
特訓中です。


一年かけて、みっちり
お着物修行を重ねたいと
思いますo(^^)o


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ホームページの
「ふるさとおやつ」も、
間もなく更新しますネ!

リニューアルした
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南蔵院さんのお献茶式
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「ちはやぶる 神代もきかず 
  竜田川
 からくれないに水くくるとは」


〜神様がいた世にも
聞いたことのないような
不思議なことが、
この世にはあるものだな。
そら、ご覧、竜田川を。
紅葉の紅に、見事に染まって、
奇跡のように美しいではないか。


「伊勢物語」の主人公と言われる
在原業平(ありわらのなりひら)
さんが詠んだ句。
小倉百人一首の一つです。


業平さんは、
平安時代のかた。

そのころの東京は、
まだとんと無名の地でしたが、
その時代から隅田川では、
船遊びがされていたようで、
業平さんが「東下り」をしたときにも
この船遊びを楽しまれたようです。


ところで、この業平さんは
高貴みやびなお生まれ。
しかも
「美男の代名詞」とも
言われるほど美しい殿方で、
そんな方がはるばる都から
やってきたとあらば、
これはもう噂を聞きつけた
庶民にとっては
一大事!!ですよね。

大勢の人が
「われも見たし!」
「あな、われも一目見たし!」
と、船を出したのでしょう。


きっと定員オーバーの船も
あったかもしれません。

その結果、
船の転覆で、大勢の方が
亡くなってしまいました。


南蔵院さんは、
その亡くなった方々を弔うために
建てられた「業平塚」の傍らに
建てられたお寺。


そんな、
平安時代からの、
たいへん由緒があるお寺で、
先日、
吉田晋彩先生、宗看先生が
「お献茶」をされるとのことで、
私も拝見させていただきました。


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お献茶は、仏さまに
捧げるお茶なので、
息がかからないように
マスクをして、
お茶を点てます。





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ちなみに、
いつもは宗看先生が
お献茶をされるのですが、
今年は先生が足を痛めて
おられたので、
晋彩先生がお務めに
なられました。



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「隅田川」を模して作られた
という境内は、
玉砂利は白く、緑が映え、

紫と白の花に彩られて、
清楚で美しかったです。



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空木(うつぎ)の花





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アジュガ(西洋十二単)





だるまさん2.jpg
ダルマさん





太子堂.jpg
聖徳太子堂






ところで南蔵院さんは、
「しばられ地蔵」さんでも、
有名なお寺です。



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私もしっかり
巻き巻きさせていただきましたが、
そのとき
願いごとをするのをすっかり
忘れました 



この「しばられ地蔵さん」にも、
八代将軍徳川吉宗の時代に
さかのぼる歴史があり、


なんとあの「大岡越前守」にも
ゆかりがあるんですよ!


そのお話が、
南蔵院さんのホームページで
かわいらしい絵本にまとまって
いました。


ぜひ、ご覧になってみてください♡
「戻る」「進む」ボタンで
読み進めることができますヨ♪
  →こちら





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快気祝い!
外堀さくら2.jpg






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桜って不思議。


つい最近まで
花の予感さえ見せなかった
裸ん坊の樹に、
ある日一斉に、花を咲かせる。

景色が、わっと、
いっぺんに変わる。


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あんまりきれいなので、
パシャパシャ
写真を撮っていたら…

あわわ
待ち合わせの時間に
遅れちゃう



花咲く良き日、
今日は、
お茶の若先生の快気祝いです。







先生方.jpg






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お祝いメッセージがゾクゾクと…
ドラエモンのハッピー電報も♪


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キラキラの笑顔がいっぱいです




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宗看先生、
おめでとうございます♪

これからも、
女性には優しく!?
お稽古、よろしくお願いいたしマス!


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