こんにちは。絵と文のイラストレーター、「さくらみ(さくらみゆき)」です。
こちらでは、イラスト制作風景や、日常の中のやさしい時間、
心躍るひとときを、イラストでお伝えしていきます。
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フローに乗るとき(喜びの現象学)

 

 

ユンケル飲んだから

元気なのではなく、

 

睡眠不足でナチュラルハイに

なっているわけでもなく、

 

好きな仕事に対し、

一分一秒を無駄にできないほど、

真剣に向き合えて、

 

だいたいのゴール時間と予想図も

把握できていて、

 

しかも、そのゴールを、

両手を広げて待っててくれて

いる人(編集者さん)がいる

 

…という状況に

萌えるのだと思います。

 

ああ、なんて

ありがたいことでしょう!

 

 

昔、鹿Pさんという友人が

「喜びの現象学」

(著・Mチクセントミハイル)

という本をすすめてくれたこと

があります。

 

 

 

そこには、

 

人に喜びの感情がもっとも

よく流れる状況(フロー)を作るには、

どんな条件が必要か

 

と言うことが明記されていて

なかなか面白かったのですが、

それによると…

 

 

 

☆楽しさは、「八つの構成要素」を

持っている。

 

1 その体験は「達成できる見通

し」のある課題と取り組んでいる

時に生じる。

 

2 自分のできていることに集中

している。

 

3 その集中できる作業には、

明確な目標がある。

 

4 その集中できる作業には、

直接的なフィードバックがある。

 

5 日々の生活の気苦労や欲求

不満が意識から取り払われ、

深いけれども、無理のない

「没入状態」で行っている。

 

6 楽しい経験は、自分の行為

を統制しているという感覚を

ともなう。

 

7 自己についての意識は

消失するが、フロー体験の

あとでは自己感覚はより

強く現れる。

 

8 時間の感覚が変わり、数時

間が数分のうちに過ぎ、数分が

数時間に伸びるように感じられ

ることがある。

 

これら全ての要素の組み合わせ

が深い楽しさを生む。

 

そして、人々が楽しむのは、

「統制されている」という

感覚ではなく、

「困難な状況の中で統制を

行っている」、

という感覚なのである。

 

 

うん、わかる、わかる!

本当にそうなんですよね。

 

 

ただ、こうした状況は、頭で考えても

作れるものじゃなく、

むしろ、心や体の状態が整ったときに、

ふっと、自然にやってくる流れの部分

もある気がします。

 

 

ちなみに、喜びの流れる状況を

作りやすくするために、

チクセントミハイルさんが

おすすめしているのは、

以下のようなコトです。

 

 

1 身体の感覚に集中する

 

身体ができることのすべては

楽しいものになる可能性がある。

 

見る、聞く、触れる、走る、

泳ぐ、投げる、つかむ、

山に登る、洞窟に降りるーなど

 

 

2 注意を必要とすることをする

 

☆レジャー活動(モーターボート

に乗る、豪華客船での世界一周旅行

など)を追求するとき、人は

もっと安価なレジャーに関わって

いるときより幸福ではないという

統計がある。

 

例えば、

ただ互いに話をしているとき、

庭仕事をしているとき、

編み物をしているとき、

趣味に集中しているときなどに

人は幸福と感じることが最も多かった。

 

これらの活動は、物的資源を

ほとんど必要としないが、

比較的多くの心理的エネルギーを

必要とする。

注意を必要としないレジャーは

心にわずかの報酬しか残さないのである。

 

 

☆乳搾りのセラフィーナは、

朝五時に起きて乳搾りを行う。

アルプスでの仕事は楽ではないが、

彼女は仕事と自由時間を明確に

区切らず、仕事を減らして

レジャーの時間を増やそう

などとは思わないと言う。

 

しかし現代人であるセラフィーナの

孫たちは、機会があれば仕事を

減らし、代わりに多くの時間を

レジャーに費やすと答えた。

 

彼らは大人になっても、

必要ではあるが楽しくない仕事と、

楽しいけれども複雑さの乏しい

余暇の追求との隔たりを広げ

続けるのだろう。

 

☆人は、働いているときには、

テレビを見ている時の約4倍の

フロー体験

ー深い注意集中、

 挑戦と能力の間の高度な調和、

 統制感と満足感ー

を達成している。

 

 

3 孤独を楽しむ

 

☆多くの人が一人でいるとき、

とくに何もすることがない時、

ほとんど耐えられないまでの

空虚感を持つ。

 

青年や壮年、老人のすべてが、

最悪の経験は孤独なときに生じると

報告している。

 

一人でいて、しなければならない

ことが何もない時である。

テレビが非常に多くの人々に恩恵を

もたらすのはこのためである。

 

しかし、人が孤独であることに

耐え、それを楽しみさえする

ことを身につけない限り、

内的成長を達成することは難しい。

 

テレビは確かに少なくとも、

一時的には、浪費された時間への

空白を覆すことはできる。

 

しかしそれは、自らの挑戦に

向けられる注意からすれば、

きわめてはかない代用物である。

受動的な娯楽は何も生まない。

 

 

 

つまり、

簡単に与えられるレジャーより、

自分からする、ちょっと困難な挑戦が、

結果的に、脳を幸せや喜びの状態に

導いてくれるということですね。

 

 

そして、仕事って、緊張したり、

これは難かしいぞと思う局面も

あるけれど、

逆に、そういった困難や注意が

必要なことが、かえって人間の

喜びにつながっているんだと

いうことになります。

 

 

人間は、やはり、生まれながらの

チャレンジャーなんですね。

 

そして、どうせなら、

仕事以外の余暇の時間も、

テレビやネットにつながって

安易に何かを得ようとするではなく、

 

孤独で空虚な時間に、

あえて一旦自分を置いてでも、

そこから自分なりの挑戦に

挑んでいくことが、

結果的に、人生の幸せを

高めてくれるということになります。

 

 

(↑家の中に作った、

 お気に入りの本コーナーしあわせ

 眺めているだけでなんとなく幸せ)

 

 

せっかく人間として生まれたんだから、

「生まれながらのチャレンジャー」で…

 

これからもずっと! ね!

 

 

 

 

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表現〜じぶんのための覚え書き



文章の仕事が終わって、
絵の仕事に移るときは、
ちょっとやっかい☆


狭い仕事場の中で、座る席も変えて、
一回しまった画材を、もう一度全部出してきて、
さて何を描くんだっけ? 
どうやって描くんだっけ? 
というところからやり直すのです。


いわば、左脳から、右脳へのお引っ越し。


逆の場合はわりとスムーズなのだけど、
左から右への引っ越しは、今でも
「??…アレ?」となってしまって、
しばし目が点になります。



でも、こんなとき、
「なんで私ってこうなのかなー…」
などと思い始めたら
いけません。


それをきっかけにして、
どうして、こう非効率なんだろうな〜とか、
もし私が絵の天才なら逆だったろうにな〜などと、
余計なことをどんどん考え始めて、
良いことがひとつも浮かばなくなってしまうのです。



それより、
こういうときこそ、いつも以上にリラックスして、
単純に、入力の内容を変えていくことが大事


私は、テレビやネットはもちろんのこと、
大好きな小説も、本も、全部いったん
遠ざけてしまいます。


そして、美術館に行ったり、
美しい写真集や、かわいい雑誌を見たり、
自然の中を歩いたりと、
今までと全然違う入力をして、
自分を、別のモードへと引っ張っていく。


自然にウェイブが起こってくるまで、
じーっと、焦らずに、待つのがコツ。
耳をすますようにして、一人で静かに
待つのです。


何でもそうだけど、
無理してやろうとすると、
かえって遠のいたり、ひどい場合には、
好きなことでも嫌いになっちゃったりする。


「快」モードで移行するのが大事。


少ーし高いところに流れている波長を、
楽しみながら、つかまえるようにして、


同時に心の奥のほうへと、
そっと耳をすませていくのがグーです。




JUGEMテーマ:創作活動


1月の美術展から(その1)絵身舎利
1月は美術館にたくさん行きました。
どれもそれぞれに良かったので感想を
紹介しますね。


まずは国立西洋美術館(上野)の常設展から。


印象に残ったジョアン・ミロの絵。
面白いでしょ?  

感想は「もはや宇宙人」です。





思えば、このかたの絵については、以前も
マンガにしたことがありましたっけ。


ミロの描く絵は、
人の知識を越えたところにあります。


自由な、子どもみたいな絵でありながら、
徹底してシンプル。


しかもこの絵は大きい。

そして大きい空間によく合う!


人間の知識なんていう、
ちっぽけな範囲を越えてしまった絵は、
何故かもう一度「人間の原点」に戻るんだな…


というような。



国立西洋.jpg


ここ、国立西洋美術館の展示というのは
わかりやすくて、
年代順に並んでいます。


なので、
「宗教画」や「王様の肖像画」という、
ヒジョーにお固いところから始まって、


だんだんと「農民」や「町の人」などが
描かれるようになって、


やがて明るい絵の具を使って、
外の風景が書かれるようになっていって、


絵の主題や書き方が、自由に解放されていく過程が
よくわかるわけです。


木.jpg


だけど、
やっぱりどれも名画だけあって、
優等生でしょ?


ピカソや、
抽象画のパウル・クレーや
カンディンスキーでさえも、


技術的にも、テーマ的にも、時代背景的にも、
ある一人の人間がいろいろ悩んだすえ、
何かの精神的な壁を乗り越えて、
丁寧に極めていった絵という印象です。


でも、ミロのように
人も風景も、突き抜けてしまったというのは、
圧倒的! 


そういう爽快感を感じさせてくれました。








つづいて、東京国立博物館(上野)へ。

平山郁夫展.jpg


こちらでは、ただ今、
(3月6日まで)を開催中です。




みなさん、「絵身舎利(えしんしゃり)」
という言葉をご存知ですか?


私は初めて知ったんですが、
お寺で、仏像などの替わりに、
絵をご本尊に奉ることだそうです。

なので、僧侶の皆さんは、
絵に向かってお経を上げます。


平山郁夫さんはこの壁画を完成させるために、
玄奘法師の足跡をたどって
中国大陸への取材と製作に
20年もの時間をかけたうえ、
献納(無料で奉納)されました。


それが薬師寺の
玄奘三蔵殿の「大唐西域壁画」です。


今回は、本来「門外不出」のその壁画を、
平山さんの取材スケッチや下絵や、
平山さんが守られてきた仏教遺産と共に
見られるという、
たいへん貴重な美術展なのです。


照明もたいへん工夫されていて、
美術館のかたが、
どれほど深い思いでこの壁画を演出されたのか、
打たれるものがありました。




平井さんweb.jpg


私は絵を見たあと、
気付けば
目をつむってもう一度絵を感じるということを
していました。

すると、視界が360度に広がって、
遠く遠くの地平線まで
感じられるのです。



亡き平山さんが、身を投げ打って
書かれた壮大な世界。



素晴らしいという言葉では表現しきれない、
もっともっと深くて敬虔なものがそこに
ありました。


壁画ではないけれども、
仏教伝来の道の最後に書かれたという、
お釈迦さまが弟子に説法をしている絵も
心にし〜〜んと沁みてきました。


この展覧会だけはぜひ、
実物を見ていただきたいな。




夕暮れ.jpg
(まぶしい上野の夕陽)



上野1.jpg


カモメ.jpg


カモメくんも、こうして見ると、
一枚の絵ね(^0^)


さ、1月の美術展案内は↓(その2)へ続きますヨ♪




JUGEMテーマ:美術鑑賞

1月の美術展から(その2)MOMAT
四谷シモンweb.jpg
四谷シモン作 「解剖学の少年」


今日は、昨日のつづきで、1月に鑑賞した
美術展をご紹介します。


「珠玉の人形コレクション」展
(2月20日まで)。




ね、みなさん、人形ってどう思いますか? 



…そう、ちょっとこわいでしょ?


自分と同じ、
目と耳が二つに、鼻と口が一つの
「人の形」をしたもの。


なのに、何を考えているのか、
わかるようでわからない。


それでいて、自分のすべてを
見透かされているような…。


何も言わないのに、
何か言っているようにも見え、


そんな存在に対峙するときの、
ふしぎな胸の高鳴り、緊張感。


もういろんな気持ちがあふれて
きちゃうわけで、
まさにそれが
人形の魅力なのかもしれません。


また人が心をこめて丁寧に作った
「人の形をしたもの」の、
気品、妖しさ、美しさ…

それらをリアルに感じ取るという、
ちょっと他ではできない体験が、ここでは
できちゃいます。


まさに体験型美術鑑賞の
珍しい展覧会という感じ。


工芸館.jpg

工芸館は、ご覧のように美しい建物

あとでご紹介する国立近代美術館と一緒の
鑑賞券で廻ることができます。



じつは、この建物には想い出がありまして。

私が子どもの頃、この建物は
半分壊れかかったまま放置されていて、
北の丸公園に父と兄と遊びに行くと、
芝生の向こうにいつも、そびえたって
見えていました。


半分崩れかかっている洋館というのは、
子どもには、こわいものです。


兄はそこへ、
「立ち入り禁止」の鎖を乗り越えて、
「あの館に忍び込んできたぞ!」と言っては、

「床に目玉が落ちてて、
 ぎょろっとこっち向いたんだ!」とか、
「髪の長ーいおばあさんがいて、
 振り向きそうになったから帰ってきたよ!」とか、
まことしやかに話すので、
私はそのたびに怯えてぴゃーぴゃー泣いて
いましたっけ(^m^)
フフフ、覚えているかな、お兄ちゃん。

だから、今でもこの館の中に入ると、
余計にドキドキしちゃうんだよネ〜




さて、ちょっと横道にずれましたが
本題に戻って、
つづいては京橋の美術館をご案内しましょう。

ブリヂストン.jpg


ブリヂストン美術館(京橋)。

京橋というのは、日本橋と銀座の中間くらいで
東京駅の八重洲北口に近い場所です。


美術館は、中央区を周回している江戸バス
(100円)のバス停前にあります。


(4月16日まで)を開催中。
小さめの美術館ですが、
国立西洋美術館に、勝るとも劣らない充実ぶりで、
名画をたっぷり鑑賞できますよ。



この美術展も国立西洋美術館と同じく、
絵が年代順になっていて、
テーマや技術が、
だんだん自由になっていくようすが
よくわかるのですが、

マチスやモディリアーニのような絵は
時代が許してくれるまで、やっぱり世に出るのは
難しかっただろうなあって
あらためて感じました。


マチスも、モディリアーニも、
省略された表現によって
余計に個性が際立つ絵で、
現代の私たちから見るとすごくいいでしょ?



でも、「暗くて重たいテーマを、
しっかりした技術でかきこなす」という
宗教画を中心とした細密画が喜ばれていた、
古い時代には、
やっぱり到底受け入れられない絵
だっただろうなと思うのです。


そこから、徐々にいろんな精神的解放や、
画材の進化が進んでいって、
明るい絵を描く印象派の時代があって、
その土台があったから、マチスや
モディリアーニも生まれることができた。


今の時代で言うと、
フランスのベルサイユ宮殿に
村上隆さんの作品が飾られたことに
賛否両論あったのと、
同じような価値観のぶつかりあいが
各時代にも常にあったわけです。


アニメ文化が台頭する前には、

紙媒体のマンガ文化が不可欠であり、

そのマンガも、登場したての頃は、
文化としては認められない時代が
あったわけで、


それでも、こうしてだんだんと
文化の多様性が広がってきた歴史を見ると、


これから先も、私たちの想像を越えたところで
文化は広がっていくんだろうなって
予想ができて、
実にいいなぁって思います。


人間の未来がちょっと楽しみになってきます




日本画コーナーもよかったですよ。
私は、藤島武二さんの「黒扇」の絵に
まつわるエピソードが
すごく気に入っちゃった

美術館を出てからも、思い出すたび
ずっとニンマリしていました。

人間っていいなあって思える
エピソード。

そう、一枚の絵にこめられた、
人間くさいエピソードにふれるたび、
美術展めぐりはぐんと楽しくなる(^0^)


ブリヂストン美術館の解説は、
わかりやすいうえに長文なので、
観客にとってはおいしいです♪

照明も明るいので読みやすいしネ!

ひとつひとつの作品にかける愛情がよく
伝わってくる美術館ですよ。



さて、長い美術展談義となりましたが、
いよいよ最後にご紹介したいのが

近代美術館.jpg

国立近代美術館(竹橋)
The National Museum of Modern Art, Tokyo
略してMOMATです。


ちなみに、
ニューヨークの近代美術館もMOMA(モマ)。
日本では、最後にTokyoのTを付け足して
差別化していますが、ここはニューヨークの
モマに引けをとらない、日本の誇るべき美術館です。


一階から四階まで、
た〜っぷり名作を鑑賞できて、
レストランは眺めも味もgood!

静かだし、和めるし、美しいです。


ただいま、「日本画の前衛」展と
開催中(2月13日まで)。
冒頭にご紹介した「人形展」を開催中の
工芸館にも一緒の券でまわることができます。


興味深い作品がたくさんあって、
私も時間をかけて見入ってしまったのですが、
その中でも、
最も感じ入ったのは、やっぱり…



  東山魁夷。



東山魁夷web.jpg



見た瞬間、こころがスーッと静まりかえって
いきました。




昨日ご紹介した平山郁夫さんの
東山魁夷さんといい、
日本画の素晴らしさを、1月は
たっぷり味合わせてもらった気がします。


  楽しかった



会期は、気付けばあっと言う間に
終わっちゃうものなので、
どうか皆さんも時間のしっぽをつかまえて、
ぜひ、気軽に鑑賞してみてくださいね。


MOMATなら、
18才以下と65才以上は無料。
金曜日は、夜7時半まで入場できます。


ちなみにMOMATの次回の特別展示は
岡本太郎さんですヨ〜。うくく♪






JUGEMテーマ:美術鑑賞


その道に快感がやってくるとき

これをアハ体験というのでしょうね!


そういうのって、
シャワーを浴びているときとか、
ぼ〜っとおやつを食べているときとかに
突然やってくる。


今回、私の中で見えてきたのは、
「天才とは何か?」ということ。


それは、「寂庵だより」の中で、
寂聴さんが人生相談に答えて、
ノーベル物理学者の益川さんの、
こんな言葉を引用されていたことに
端を発しています。


「(人生では)
 努力しなくても作業できるものを
 探すことが大事」


これは、数学や物理が好きで好きで、
努力しなくても、
気付いたら熱中してしまっていた作業が、
ノーベル賞まで結びついていたという
益川さんの実感で、


結局は、そういうものが
「道」になるのだということですね。



確かに、考えてみると、天才というのは、
子どもの頃から何かに
「過剰」に熱中してきた人たちのことです。


絵の世界など、まさにその典型で、
同じテーマを掘り下げて、どんどん根源まで
降りていって、ドロドロしていたり、
ネトネトしていたり、サラサラしていたり、
ザラザラしていたり、そういう、
人の感覚を揺さぶるところまで
描ききってしまう人がいて、ある意味、
「常軌を逸している」んだけど、
だからこそ、
世界に二つとないアートになる。


水玉アートの草間弥生さんや、
にらみつける女の子の奈良美智さん、
家の断面や虫などを書かれる束芋さんなど、
とてもわかりやすい例です。


たくさんの人を感動させている
マンガ家もそうだし、
小説家もそうですね。
自分を鍛えぬくトップアスリートたちもそう。

天才と呼ばれる人は、
何かに過剰な人で、
そのバランスで独自の世界観を
作り上げます。

もちろん、その過程で
努力は誰よりもするんだけど、
「過剰」にそれが好きだから、
他の人が思うほど苦ではない。



そんな風に、
子どもの頃から「過剰」なものが
あった人というのは、
やっぱりちょっと羨ましい、
まぶしいものです。


私なんて、
「過剰」なものは何もないです。
たとえば絵を始めたのは、
頭も常識もカチカチに固まった
社会人になってからだし、
欲とか見栄とか余計なものを取り除いて、
シンプルな所へ戻るのがまず大変。
それに、
何かが自分の中で「過剰」になろうとするたび、
頭の中で警報が鳴って、白けちゃったりして。



だけど、そんな私でも、
「努力しなくても、作業できるものは?」
と聞かれると、


…やっぱりあるわけですよ。


いや、それがこの年になって、やっと
だんだんと見つかってきた
というか。


これは幸せなことだと思う。


天才にはなれなくても、「小さな道がある」
ということは、やっぱり
幸せなことだと思う。



わたしはわたしの道を、一歩ずつ。


天才が子どもの頃から、
何かに熱中していたようには、
その道は見つからないと思う。

それでも、こんがらがった糸が
時間をかけてだんだんとほどけて、
だんだんとシンプルになって
「あれ? これかも?」
と感じていく過程は、
やっぱりカイカンなのです。


そして、それがすなわち、
道の上にあるということなんだよね。



あなたの
「努力しなくても作業できること」
って、何ですか?


そこで、表現をするために、
自分の奥から聞こえてくる、
「かそけき声」に耳を傾けて、
じっととどまってみたらいい。


そこからきっと、あなたの道が始まります。



JUGEMテーマ:アート・デザイン


 
評判のわるい私




私の仕事は、
じつは前々から、家人に
ヒジョーに評判が悪いのです。



たとえば私は
ここ2週間ほど、
ほんとうに忙しかった。


いや、言うなれば
いつも忙しいのだけど、
ちょっと度を超えてしまった。



それでも
日常生活くらい、
普通に送れるのならば
問題はないのですが、



どうしても、
やっているうちに、
初めて
「すごく時間のかかる過程が
 あることがわかったり」
「どうしても気になる部分が
 出てきたり」



やればやるほど追求したくなって


もちろん、
それでもしめきりは守って。



こうなると、


睡眠は「仮眠だけ」になり、
「どうしても眠い」
というときだけ、
気絶するように布団に入って、
1時間しないうちに
起き上がるようになる。

すると、夜も昼も
なくなってしまう。




もちろん、
晩ご飯も作れなくなる。
洗濯ものを外に干したり、
取り込んだり、
たたんだりする心の余裕も
なくなる。



もともと家人に比べて家事の分担は
かなり少ない。
ただでさえ少ないのに、
ろくな家事ができなくなり、
ろくにお風呂に入る余裕もない。


体調もくずして、発熱で
「インフルエンザか!?」と
いう事態にもなったけど、
お医者さんに行ってみたら、
ただの「食あたりによる熱」
と判明したのをいいことに、
寝込むこともなく、
ひたすらずーっと机に向かう。









こんなとき、
トイレに行くおりに
ふと廊下などで家人に行き会うと、


「ちゃんと寝てるの?
 そんなに根つめて
 やる仕事なんて、
 信じられない」


「うちの家系には
 いないはずよ、そういう
 根つめてやるタイプは」


「それであなた、
 すごく儲かっている
 って言うんなら
 まだいいけど、
 どうもそうは見えないし…

 まったくアナタの仕事って
 安定しないわよね〜。

 そんなことしてたら、
 いつか体こわすわよ。

 毎月きちんと定まった
 収入があって、
 決まった時間に帰れる所に
 お勤めしたらいいのに」


「とにかく、
 この10年以内に
 もう一度
 お嫁に行きなさい!」



良い年したムスメに、
ある事無い事、
矢のように言葉が
降ってまいります。




ああ、


心配から出たお言葉とは言え、


最後の一言をのぞけば、
安定しないフリーランスの
仕事の旦那さんが、
奥さんに小言を言われているのと
ほとんど一緒ですね(T▽T)







でもねえ、





すっごく忙しくっても、


1日に2時間も
眠れなくても、


髪をふり乱して、
目も当てられない
ような顔になっていても、





やっぱり夢中で
仕事しているときって、
心のどこかに、
ニジニジと「喜び」が
しみ出している。





「ああ、こんなことを
 続けていたら
 死んでしまうんじゃ
 ないだろうかーーー」


とか何とか思いながらも、



やっぱりギュイーーーンと
アクセルが入っているって
いうのは
気持ちがいいもので、



余裕があるときの
「心の迷い」などは、
どこかに吹き飛んで、
ただひたすらまっすぐ
「ゴール」を目指す、




それってやっぱり、
幸せなんです。





 何が何でも、
 このゴールに行き着くまでは
 私は走る! 



  走るんだ!!


ってね。







こんな私の
だんなさんになってくださる
奇特な方がいるとしたら…
とぉっっても
大変なことでしょう。

ふぉ〜っふぉっふぉっ。




JUGEMテーマ:つぶやき。

 
【いざ実践!絵の描き方(3)】
香草焼き完成

【絵の描き方(1)】はコチラ
【絵の描き方(2)】はコチラ

さあ、今日は写真をもとに、
じっさいに絵を
描いてみましょう(^0^)



【使用画材】

●画用紙→ marumanのNEW SOHO series ”Sketch"
    (すごい安い画用紙ですが、気軽に使えるので
     気に入ってます)

●水彩色鉛筆→STAEDTLER karat aquarell 12色入り
     (12色でも十分、描けちゃいます!笑)

●マーカー→Too コピック


●ソフトパステル→レンブラント
     (私のは60色入りですが、12色でも十分!)




これらの画材で、2枚描きます。

まずは、簡単な、ミカンを
横に切って並べた写真から。


イラストの写真


   ↓

イラスト1
12色入りの
水彩色鉛筆のセットを用意して、
まず輪郭を描きます。
ちなみに、紙の大きさは
B5サイズで、その3分の2くらい
を使って描いています。


このとき、ミカンなら、ミカン色
お皿ならお皿色(水色)で描きます。


「ええっ こんなヘタな
 スタートでいいの!?」


そうでぇす! いいのです!!
最初は、子どもの絵から
スタートなのです!!

   ↓

イラスト2
ミカンをよく観察して、
黄色いすじの所や
真ん中の穴ぼこの、濃い色の所を、
色鉛筆でぬります。

   ↓

イラスト3
お皿の模様を描きます。


   ↓

イラスト4
ミカンの果肉の部分を、
ミカン色の色鉛筆で
塗りつぶしましょう。
少し塗り残しながら、
思いきって濃く!
これで、ぐっと雰囲気が
出てきました!


  ↓

イラスト5
お皿の模様を、
水をつけた筆でなぞります。
水彩がにじんで、
いかにもお皿の模様っぽく
なります。

ミカンの真ん中の
部分をよく見て、
赤のマーカーで溝を濃くします。


  ↓

イラスト6
影を入れます。
お皿についた陰影は青で、
お皿とミカンの影は、
茶色にしてみました。

  ↓

マーカー
物の輪郭に沿って、マーカーで
茶色の影の色をぐっと濃くします。

  ↓

完成
ここで、絵に空気感をまとわせましょう。
黄色いパステルと、茶色いパステルの粉を
まわりに塗り付けます。



サインを入れて完成…としようと思いましたが、
ミカンがこれでは、少し平面的ですね!
そこで…

  ↓

ミカン完成
 
ミカンを立体的にするため、
茶色の影の内側に、
ミカン色を濃くしたオレンジの
線を入れました。

さあ、
これでほんとうに完成ですラブ

ヤッターーーーーッo(^▽^)o

ちなみにパソコン上に
Photoshopをお持ちの方は
この上に、色紙などの
レイヤーを重ねると、
またぐっと雰囲気が
増してきます♪





こんな風に、私の絵は、
基本的に
色鉛筆とマーカーと
ソフトパステルを使用しています。


(パステルとは↓ 
こんな感じの粉のスティックです)
パステル
(左は、大きさの参考に
スティックのりを置いてみました(^^))




私は、色鉛筆を使うときの、
紙にがーっとこすって描いていく、
手と色の感触が好きです。



マーカーは、影の部分を、
ふうっと深くしてくれる、
その手と色の感触が好きです。



パステルは、
こすって指で広げたときの、
あたたかい広がりの
色と手の感触が好きです。



こんな風にして、
紙にこすれる画材の感じや
色合い、手の感触などに
注目していくと、
どんなに気の乗らないときでも、
その感触の楽しさだけで
絵を描けるようになります。



そして、描き始めてしまえば、
絵って、絶対に楽しいのです!



さあ、では、次に、
今日のランチに、
近所のイタリアンレストランで
食べた千円ランチのおかずに、
登場いただきましょう(^0^)ノ




ジャ〜〜〜ンぴかぴか



チキン
これで1000円
(コーヒー、ライス付き)
は、安い〜!?(≧▽≦)

    ↓

その1

まず、輪郭を描きます。
これも、始まりは、まるで
子供の絵ですね(笑)


    ↓

その2

写真をよく見て、
どんどんゴシゴシと
描いていきましょう。

    ↓

その3

美味しそうな、
チキンの焼き加減をよく見ながら、
色鉛筆やマーカーで、
色を濃くしていきます。
美味しくな〜れ♪ 
美味しくな〜れ♪
と念じながら、やりましょう(^0^)


   ↓

その4

美味しくな〜れ♪ 
美味しくな〜れ♪

どんどん色が濃くなるよう、
かき込んでいきます。

影は、思いきって、
濃くしましょう!

これで、格段に
お料理の美味しさが
引き立って見えてきます。

   ↓

香草焼き完成

お皿の影を濃くし、
黒胡椒の点々を打ったり、
光っているところに、
修正液で白を入れたりします。


最後に、
サインを入れて完成(^0^)ノラブ

ヤッターーーーーッo(^▽^)o


こういった絵を、私は1枚、
だいたい何分くらいで
描くのかというと、
計ったことはないのですが、
ミカンの絵でたぶん20分足らず、
チキン香草焼きの絵で30分
かかっていないのではないかと
思います。



でも、昔は、
というか、わりと最近まで、
描く事への「躊躇(ちゅうちょ)」
を含めて、3日くらい
かかっていた気がします…



何に躊躇するのかと言うと、
「やってみて、
 うまく描けなかったら
 どうしよう…」とか、
「せっかく途中まで
 うまくいっても、
 失敗しちゃったら
 どうしよう…」とか、
そういうことへの恐れなんですね。


で、そういう恐れがあるとき
っていうのは、
逆にまた

「フン! フン! 
 いいんだ、いいんだもんね!
 別に、本気で描こうと思えば
 いつだって描けるんだもんね!」

…と、妙にゴーマンだった
気がします☆


で、いろいろ、
仕事の絵のほうで忙しいとか、
言い訳を見つけたあげく、
描かずに逃げちゃったり
してたんです星


人間って、
おもしろいもんですネ(=^^=)


でも、そのうち、
いろんな失敗や成功を
繰り返して、
いくつかの
ひらめきひょっとして、
これが当たりかも!?」
という感覚が、
無意識の中にしみこんでいって…


ある日、パン!と、
迷いがなくなり、気づくと
すべての作業がシンプルに
なっているのです。


いろいろ迷っていたときは、
写真を見ても
どういう仕上がりになるか、
まるでイメージ
できなかったのが、


描き始める前から先に
イメージがあって、


ときには、
写真を撮る前から、
出来上がりがわかって
いたりする。


それも、描いて行く中で、
絵が、自分でも思わぬ方向
へ動いていく面白さは
残したままで、なのです。



何事も、習熟するまでは、
不安がつきものだけど…


体当たりでガッツンガッツン
やっていきましょう(^0^)



自分で自分に、
「これって無駄ではないか」
と恐れてしまうことこそ、
ほんとうは、いちばん
無駄ではないのですo(^^)o




無駄を楽しんで、
人生を思いっきりよく
生きましょう♪(^0^)



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絵心をワクワクさせる方法【絵の描き方(2)】
(この↑画像のつづきは、さくらみゆきホームページにて


さて今日は、昨日の続き(^o^)


「我流」イラストレーターの
「我流」絵の描き方、
「絵心をワクワクさせる方法へん」
です。



昨日もお伝えしたように、
私は、あまりにもいきなり
イラストレーターに
なることを
決意したので、
最初はやはり「一体、何から
始めたらよかろうか…(^^;)」
と少なからず思いました。



何しろ、それまで
絵を書いたことが、本当に
ほとんどなかったんです!



ただ、ワクワクした気持ちに
迷いはなかったので、
あまり考えずに、
気持ちの赴くまま
いろいろやってみることに
しました。



まずは、自分が「好きだなあ」
と思う絵や写真を、
たくさんたくさん、見ること
から始めました。


絵だけじゃなく、写真もです。





本屋さんや図書館に行って、
絵本や画集や写真集を
片っ端から見ていったり、


小説などの表紙で、
何度見ても惹かれるものを
探したり…


そして、絵や写真の一部分で
「この線がいいなあ」とか、
「ここらへんの色合わせが
 いいなあ」とか思うところが
あったら、


薄いモスグリーンに、
 桃色ピンク
 ふわっと溶けていく感じ。
 おいしそうで自然で、
 あたたかく、柔らかい」


などと、言葉でメモしたり、
買えるものなら買って、
事あるごとに眺めたりして、
意識して、
心に留めていきました。


イラストレーター年鑑の、
何度見ても惹かれる人の絵に
ふせんを貼ったり、
切り抜き集を作ったり、



個人的に気に入った人は、
名前を覚えておいて
ホームページを検索して、
お気に入り登録しておき、
たまに眺めにいったりも
しました。




一口にお気に入りの絵と
言っても、
いろんな絵があって、
いろんなタッチがあり、
それぞれに魅力的に
見えてしまって、
一見、自分の好きなものに、
何のまとまりも、
脈絡もないように
思えるかもしれません。



でもいいのです。


まずは
「絵っていいなあ。自分にも、
 こういうのが描けたらなあ」
というワクワク感を、
自分の中に醸成することが
大事です。




次に、これは、
とても重要な所なのですが、
絵描きさんや
イラストレーターさんが
「実際に絵を描いている手順」や
「アトリエ」を見ます。


えっ!? そんなの、
どこで見られるのって?


それが、今は、
便利な時代になったもので、
雑誌や本にたくさん、
そういう特集が載っているのですヨ!



たとえば…
ときどき眺めては、
おおいに刺激を受けていました。


不思議なもので、
人が絵を描いている姿を見ると、
自分もなんだか
スイスイ描けそうな
気がしてくるのです☆



特に、
自分の好きなタッチの画家を
見つけたら、
その人がどんな画材や紙や、
色番号を使っているのかも
しっかりチェック&メモします。


何でも最初はマネからです♪




私も、最初の頃は、
「谷口周郎さん」という方の、
ハートをモチーフにした、
パステルタッチの絵を、練習の
お手本にさせていただいたもの
でした。








さて、ここまで来たら、
次にいよいよ「自分で描く」という
ステップです。


ここで、一番難しいと思われるのは
「一体、何を描いたらいいんだろう?」
ということだと思います。






でも…







それは、一旦、
忘れてしまってください。







え? 忘れちゃっていいの?






いいんです(笑)
それより、もっと大事な
「すべきこと」があります。




それは、頭の中で、
「絵を描いている自分」を
何度も思い浮かべることなんです。





そのためにも、いったん机から離れて、
遠いところに行きましょう。




そして、
ソファや、
ベッドに寝っころがりながら、
ワクワク楽しくイメージします。




たとえば、水彩絵の具なら、




「まず、
 パレットを開いて、
 水とスポンジを用意して…


 いちばん好きな色である、
 あの色をチューブから
 にゅうっと出して、


 筆の先に水をたっぷり含ませて、
 色をパレットの上でとき、
 さあっと紙の上に走らせる…



 ああ、ワクワクするぅラブ


と、いうような感じです。




特に、

「筆の先にたっぷり
 絵の具を含ませて、さあっと
 紙の上に走らせたら、
 
 きっと楽しいだろうなあ♪
 きれいだろうなあ♪
 気持ちいいだろうなあ♪」

という、
手の感覚や、画材や紙の匂いを、
何度も思い浮かべてください。



人間って面白いもので、
そこまで思い描いたら、
その通りにやらずには
いられなくなるものです(笑)




やってみたくて、やってみたくて、
たまらなくなった所で、
机に戻って始めましょう。




紙に好きな色の線を、
さあーっと走らせる。。。


紙に、好きな色を
ふわあっとにじませる。。。。





それだけでも、
立派な一つの絵になります。



そして、何か
具体的なものを描きたかったら、
美味しそうな果物とか、
自分が気に入って買ってきた
身近な置物とかを描いてみましょう。




自分のお気に入りのものを
選ぶのがポイントです。
人はたいてい、
自分の好きなものに囲まれて
生活しているはずなので、
だいたい、すぐに見つかると
思います。



どれも
難しいものに見えるときは、
とりあえず、今、
あなたの左手のいちばん近くに
あるものを描いちゃいましょう。



そのとき、
一つだけコツがあります。



それは、鉛筆で
下書きをしないことです。



色の線で描き始めること。




必ず失敗するでしょう。
私も必ず、
線が曲がったり、びよーんと
なったりします。


でも、そこでめげては
いけませんよ。


失敗しても、形になるまで、
紙を破ったりせず、
最後まで一応、なんとかして
書き上げるのです。


描けたら、
自分の目の見える所に置いて
「描けたなあ!」という喜びを
かみしめましょう。



描けた絵を、
そのままポストカード
にして、親しい人に送るのも
おすすめです♪
きっと、喜んでもらえますよ!


絵を描くというのは、私の思うに、
基本的に、この繰り返しです。





世の中には、たくさんの、

数えきれないほどの
「色」があって、

数えきれないほどの
「画材」があって、

数えきれないほどの
「テーマ」があって…


自由に選んでいいよと、
言われれば言われるほど、
何を選んだらいいか、
わからなくなってしまう
ものです。


私も、いまだに
そういう時があります。


でも、だいたい


「この色が特に好きだなあ」とか、

「何となく、
 こういう感じの画材が
 好きだなあ」とか、


そういうぼんやりとした所から、
少しずつ

「いろいろ迷ったけど、
 やっぱりコレじゃないかひらめき!」

というのが見つかってくる
ものなんです。





だから、最短距離で
大ヒットを得ようとするよりは
「何となくここら辺」
という当たりをつけること
繰り返して、
「実際に試していく」のが、
結局、いちばんの近道なんですね。


そのためにも、
「試す」ことをするのに、
力の出し惜しみしないことです。


何しろ、
あのイチローでさえ、
「無駄は大事だ」
と言っていましたから(^0^)



思うに、
これは絵を描くということ
だけじゃなく、
人生、恋愛、仕事など、
万事に共通する秘訣でも
あるんじゃないかなと…ラブ




道草を思いっきり、
楽しんでしまいましょう(≧▽≦)♪




さあ、次回はいよいよ、
絵の描き方、実践へんを
お送りしま〜す(^▽^)

 →【絵を描いてみよう(3)】へ続く


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絵の勉強の仕方【絵の描き方(1)】


前々回の記事で、
そよ風さんに
「絵の勉強はどうやって
 始めたらいいのでしょう?」
というコメントをいただいたので、
絵に関する自分の経験をいくつか
振り返ってみました。



1☆イラストレーターという仕事
 についての私の場合ーーーーーーー


私の場合、じつは
絵の描き方はまさに
「我流」そのものです。


というのも、私は、
普通に大学の文学部を出て、
教育系の出版社に就職し、
そこで編集や
ダイレクトメール作りなど、
文章やレイアウトが主体の仕事を
7年していたのです。



だから、イラストレーターさんや
マンガ家さんに、
お仕事をお願いすることは
しょっちゅうでしたが、
まさか、自分自身が絵を
描くようになるとは
思ったことがありませんでした。



そして実際、29才になるまでは、
自分ではほとんど絵を
描いたことがありませんでした。


 そんな私が何故、
 イラストレーターに
 なったのか…!?


…このことは話せば長くなるので、
また別の機会にお話することに
しましょう(^o^)


ただ、私にとって、
イラストレーターになる
ということは、
編集という仕事のかわりに、
絵を描いてご飯を食べていく
ということだったので、
「今すぐにでも職業として
お金を稼ぐ」
ことが、自分の中で前提として、
まずありました。



無謀と言えば無謀かも
しれません。
何しろ、それまで絵らしい絵は、
一切描いたことがなかったのです。



でも、よく分からないけど、
「まあ、必死でやれば
何とかなるさ!」
みたいな、根拠のない自信だけが
あったんですね…。


今思うと、それは、
編集者としての経験から、
イラストレーターさんには、
「こういうことを望む」とか、
「こういう流れで仕事をしてほしい」
といったことがわかっており、
既に仕事のイメージができていた
からだったかもしれません。


そのせいなのか、どうなのか、
実際のところ、最初から
かなりお仕事には恵まれていた
と思います。


イラストの持ち込み営業にも
抵抗がなく、
「下手でも、わかりやすくて
 明るい絵なら大丈夫でしょ!」
と自分の腕を気にすることもなく、
しょっちゅう、いろんな出版社
さんに電話をかけては
持ち込みをしていました。


ただ、スタイルとしては、
とにかく出版社さんの
ご要望に
合わせて何でも描く!
というスタイルでした。


幸い、絵に、
自分のスタイルや技法など、
こだわりらしきものが
「まだ一切なかった」ので、
何を描いても勉強になり、
楽しかったのを覚えています。


おそらく、
どんな仕事でもそうですが、

 ヘタでもいい、
 とにかくご要望に精一杯
 お応えする…!!

というやり方さえ貫けば、
仕事に困ることって、
この世では無いのだと思います。


そして、不思議なもので、

「さくらさんは、何となく
 温かい絵が
得意そうだから…」

と言ってくださる方がいて、
だんだんと、自分でも、
「そうか、そうなのかな…
 そうかもしれないな…」
と思うようになり、すると、
そういう絵のご依頼が自然と
増えていったのです。


そう思うと、私の場合、
絵はまさに「仕事」に育てて
いただいたなあという感じです。




2☆どんな絵を描くのか?ーーーーー


ところで、編集者だった
という事も
影響しているのかもしれませんが、
私の場合、初期の頃から、
最終的に目指すところは、
イラストレーターではなく、
イラストと文章の両方でルポを描くこと、
つまり「イラスト&ルポを描くこと」
でした。


私のパステル画は、
写実的な絵が
多いのですが、それは私が、
その場の空気をよりリアルに、
空気感を持って、ルポのように伝えたい
という願いがあるからです。


でも、もしも、
絵本を描くのが目標だったならば、
自然と「全体的世界観」を表すような
絵が多くなるでしょうし、
幻想的な色使いなども
勉強したくなるでしょう。


広告的なイラストレーション
描くのが目標だったならば、
たとえば、
「目に入った瞬間のインパクト」
や「デザイン性」を追求するなど、
目指す絵も目標によって、
変わってくるのだと思います。


ぼんやりとでも、
こんな所を目指したい!
というものがあると、
絵は格段に描きやすくなると
思います。


3☆イラストの教室とは…?ーーーーー

それでもイラストレーターに
なりたての頃は、私もこの先、
何を頼りに進んでいったらいいか
よく分からなくて、
とりあえず絵の学校や教室に、
3つほど行ってみました。


…というのは、
「絵は、
人に教わらないと
 描けないものだ!」
という思い込みがあったのです。


でも、どの学校でも、
絵の描き方そのものを
教えてくれる教室はなく、

また、私自身も含め、
絵の描き方そのものを
詳しく教えてほしい!
と考えている人も
あまりいなかったようでした。


(ちなみに、その学校とは、

 1 セツ・モードセミナー
 2 福井真一イラスト教室
 3 河原淳イラストルポ教室

 の3つです)


では、「絵の技術」ではなく、
何を習うのか?


まず言えるのは、
学校や教室で出会う人は
既に、私よりはるかに絵のうまい人
ばかりだったということです。

こなれていて、
シャレていて、
「こういうタッチが好き」
というこだわりも結構ある


ただ、こだわりがある以上は、
どんな絵でも描くという事は
あまりしたくない。


そのせいか、
本業は「絵」以外の仕事
(会社員にせよ、アルバイトにせよ…)
をしている方が多く、
学校を卒業すると、絵は「趣味」
と割り切って、やめてしまう人も
多かったように思います。



そんな中に、毎回、大量の絵
を描き、コツコツと、絵の技術を
高めている方が一人いました。


福井真一イラスト教室で
お見かけしたその方は、今思うと、
やっぱり無名の時代から、
「尋常でない量」の絵を
描かれて
いました。


同じようなタッチで、
同じような色使いで、
同じようなテーマの絵を
たくさん。


なのに、その一枚一枚が
似ていることは決してなくて、
それぞれにとても魅力的
なんですね!


その方は、今も
イラストレーターの第一線で
大活躍されています。



結局私は、どの教室も熱心に
通ったのは3ヶ月〜半年くらい
でしたが、
一番大きかったのは、やはり
「とにかく描き続けること!
 量をこなすのが大事!」
という学びでした。



絵を職業にしても、しなくても、
仕事にしても、しなくても、
どっちが悪いということは
ありません。

絵が大好きで続けられるなら、
どっちでも良いではありませんか。


ただ、絵を職業にしない場合は、
よっぽどの天才でない限り、
どうしても描く量は、
だんだんと減ってしまうのでは
ないでしょうか。


そして、絵を職業にするためなら、
石にかじりついてでも描く時間を
増やすか、
または、最初は自分のこだわりを
捨ててでも営業したり、
相手の要望を優先させて
描く量を増やしていくしか、
ないのではないでしょうか。



表現力が花開くかどうかは、
一重に「描く量」に
かかっています。


「絵って、何を、
 どのように描いてもいいんだよ。

 自由なんだよ。

 何を描いてもいいけれど、
 そのかわり、
 量だけは、いっぱい、
 いっぱい描くんだよ。

 毎日まいにち描くんだよ」

ということです。


そして、そのまま
「我流」イラストレーターで
15年やってきた私としては、
今、

 基本的に、絵の技法は、
 人に教わらなくても、
 目の前のものと、自らの
心の内を、
 じっと観察すること
 十分描けるものだ

と確信しておりますひらめき


4☆絵の極め方は様々!ーーーーーーーー

ただ、
デッサンや技法を
しっかり学んだり、
大きな絵画を描けるようになるには
やっぱり、美大に行くのが
一番いい方法かもしれません。


たとえば私は、出発が
「出版物」のせいか、
どうしても大きな絵を
描くという
イメージが持てません。

私の絵はA4サイズ以上に
なることはありません。

それって私にとっては、
全然悪いことではないのですが、
大きい絵は、大きい絵で、
それだけでも、迫力と強さを
持っています。


「ああ、こんな大きな絵を
 描いてみたいなあ」と
私も、ときどき憧れます。

美大で学んでいたら、
おそらく大きな絵を描くことは
必修科目ですよね。


また、技法で言えば、
「日本画」とか「版画」とか、
描きたい絵のジャンルが
決まっている場合は、
その道の師匠について学ぶのが、
やはり、いちばん確実に
技法を習得できるようです。



ちょっと専門的な話に
なってしまいますが、
もしジャンルが
決まっていなくて、
でも、いろんな技法について
学びたいときは、
いっそ、海外の美術学校に行くのも
おすすめかもしれません。


アメリカの美大では、最初に
「ありとあらゆる技法」を教えて
くれるそうです。

そして、自由なテーマで描いていく。

もっとも、自由というのは、
逆に難しいことでもあり、
かなりの発想力を
求められるんだとか…。

アメリカンポップアートの
自由奔放さはそういう所から
生まれてくるのでしょうね。



逆に、日本の美大では、
技法よりまずデッサンで、
それを極めることが
世界に通用する
日本らしさ
にもなるようです。


それぞれに、それぞれの良さが
あるんでしょうねo(^^)o


いずれにしても、何を目指すかで、
絵の方向性は変わってくるのでしょう。



5☆仕事に関係なく、
 もっと気軽に絵を描きたい方は…ーーーーー

もちろん、最初から趣味的に、
もっと気軽に絵を描きたいと
お考えの方もいらっしゃると
思います。


その場合は、絵を描く際に

ひらめき旅先から
『絵はがき』を親しい人に送る」

ひらめきブログで
 みんなに見てもらう」

など、やはり、
人に見て、喜んでもらうことを
目標にするといいと思います。


絵描きをしている私でも
そうなのですが、
「絵を描きたいなあ!」
と思った瞬間から、
実際に絵を描くまでには、
けっこう大きな壁があるものです。


ここを乗り越えるには、
やはり最初はとにかく
「人に見せる場を持つこと」。
これに勝る
大きなモチベーションは
ありません(^0^)




…ということで、
今日は、私個人の経験談に
終始してしまいましたが、
次回はもう少し具体的に、
ワクワクしながら絵を描く方法について、
書いてみたいと思います。





でも、今思ったんですけど、
『あらゆる技法を、全部ひと通り
 試せる絵の教室』
っていうのがあったら、けっこう
流行りそうですね(^o^)ラブ

あったら私も、
ぜひ行ってみたいです。

 →【絵の描き方(2)】へ続く

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芸術の神様の宿る場所
1コマめ






2コマめ








3コマめ









4コマ









5コマ








6コマめ









7コマ

思えば、
あれは、私が絵を見て本当に感動した
最初の瞬間でした。




6年前なので、わりとまだ最近のことです。




それより前に、ニューヨークでモネの絵を
見たときも、(→そのときのようす
感動して、ずーーーーーっとその絵の中で
泳いでいたことがありました。











…が、



たぶん、本当の意味で、
芸術の原点というか、




芸術の神様の宿る場所を教えてもらったというか、



とにかく、強烈な衝撃を受けたのが、
その絵だったのです。







展示されていた場所は世田谷美術館。




その絵を描いた画家の名は…



















    横尾忠則








でした(^0^)










え〜!?とおっしゃる方もいるかもしれない。




それくらい、雑誌やテレビや書籍、その他で
目にすることが多い、メディアになじんだ
同世代を生きている芸術家です。







悲しいかな、私たちはだいたい、美術の時間に
せせこましい小さな絵を見させられて、
「これは誰の絵、これはいつの時代の絵…」
とアタマで覚えこまされるのです。



もしくは、雑誌などで美術情報をいたずらに
仕入れてしまい、何となくわかったので
わざわざ見に行かなくてもいいか〜という気になって
しまうのです。




でも、絵ってそんなもんじゃない。





本物の絵を見てください。
もう信じられない程のパワーを感じます。






横尾さんの絵も、
つい最近、教科書に載ることが一旦決まったんだそうですが、
結局、何かの審議に引っかかり、
掲載は見送られたんだそうです。




私は、それってすごくいいことだと思う。




だって、横尾さんの実物の絵、すごいもん!!!
おそらく、この世で最もパワフルな絵、
だから、絶対に
実物といきなり向き合ったほうがいい。




神秘的で、宇宙的なものを
感じる一方で、



おどろおどろしく、暗く、
「血のにおい」、「骨」、
「性」などがまっすぐに描かれ、




「死」がテーマのように見えて、
強烈に「生」や、地球の土臭さを感じさせてくれます。





それは、人類が「見てはいけない」と
目を伏せながら惹かれてきたものを、
圧倒的な強さと共に、描ききっている!



という感じなのです。








「こんなことを絵を描いてもいいんだ!

 いや、むしろ、力強く描ききってこそ、
 そこに神が宿るんだ!!」





と、震えるように思いました。









そういえば、かつて、亡き岡本太郎さんが、
ピカソの絵を見て、激しく感動したことがあったそうです。





それは、自分と同時代を生きている
世界的に高名な画家が、
それまでの全てを捨て切って、
誰もが「えっ!?」と驚くような、初めて見る絵を
描いたからだと思うのです。





「こんな絵を描いてもいいのか!!!」




…太郎さんの衝撃は、強烈だったことでしょう。





横尾さんも、ニューヨークでピカソ展を見た直後に、
いきなり「画家宣言」をしたことは有名な話ですが、
きっと、横尾さんもピカソの絵を見て、
「これからは、まっすぐに自分を表現する!」
と決意されたのでしょう。




私は正直言って、
ピカソの絵はあまりにヨーロッパ的でよく分からないのですが、
平目みたいに、同じ方向に目がついているような、
あんな変てこりんな絵を、
ものすごい大量のデッサンの中で模索していった
その姿勢ってすごいと思うのです。



誰も、賛辞してくれないかもしれない。
今まで自分を賞賛してくれていた人達も
残らずそっぽを向いてしまうかもしれない。



それって、普通に考えたらどんなに恐いことか…。




でも、そんな恐れなど超越し、つきぬけて、
自分の内側から出てくる泉に素直にしたがい、
膨大な時間をかけて、
一つの力強い線を研ぎすましていった。。。




それこそが、本物の芸術家。




横尾さんの絵にも同等な何かがあります。



私にとっては、ピカソより
日本的でずっと馴染みが深いものがテーマになっていて、
けれど、これまでの世の中ではタブーとして封じられてきたものを、
あらわにしてみせたような横尾さんの絵は、
心の琴線に触れる「衝撃」をもたらしてくれたのです。




こういう絵を描ける人がいるっていうのは、
日本人として、ものすごい誇れることよネラブ



そんな横尾さんの美術展が、
奇しくも私が初めて横尾さんの絵に遭遇した
世田谷美術館で開かれています。



私も先週、行ってきましたが、
新たな発見がいくつかありました(^0^)ノ




あいにく、私が最初に感動した絵は
展示されていませんでしたが、
それでも、横尾さんの魅力をたっぷり味わえますヨ!!
冒険王

チケット




開期は、今週末まで!
日曜には、糸井重里さんとの対談も予定されているそうで〜す!



世田谷美術館は、砧公園の中にあるので、
思いきり森林浴もできちゃいますラブ
最高に気持ちいいですヨ〜よつばのクローバー


緑




緑




世田谷美術館




こんにちは!




庭




緑



今週末、お時間のある方はぜひ、
緑とアートのパワーを感じてみてね〜ラブ


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