こんにちは。絵と文のイラストレーター、「さくらみ(さくらみゆき)」です。
こちらでは、イラスト制作風景や、日常の中のやさしい時間、
心躍るひとときを、イラストでお伝えしていきます。
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紀尾井町AUX BACCHANELES
  ↓ ↓ ↓

 

 

東京、紀尾井町「きおいちょう」…。
 
かつては
徳川家や御親藩のお屋敷町で、 
 
現在はその跡をいかし、ホテルニューオータニ、
赤坂プリ、 上智大学などが鎮座する、
閑静な地区となっている。  
 
 
それにしても、
高級ホテルというのは、
ありがたい場所だ。

 
私のような庶民がTシャツ一枚で
紛れ込んだりしても、
誰もつまみだしに飛んで来たりは
しないのネ。

 
珈琲一杯千円のカフェを素通りし、
美しい日本庭園をタダで堪能して、
 
珍しい骨董品などのテナントを、
目を皿のようにして、
隅から隅までウインドウショッピング
していても、

 
文句を言われないどころか、
どなたもにっこり笑って
ドアを開けてくださる。

 
こちらは、ふかふかの
高級絨毯の上を歩くだけで、
キラキラと華やいで、
なんだかやたらと気分が良い。

 
そんなわけで、この辺りは、
すっかり物見高い庶民(=私)
の休日の定番コースになってしまった。 

 
ある日もそんなコースを経て、
ホテルの外へ出た。

 
時刻はまだ帰るには、少し早い宵の口。
ぷわんとあたたかい初夏の
陽気に、なんだかワケもなく
ワクワクしてくる。  

 
…と、ふいにある風景が
立ち現れ、私は心を奪われた。

 
「うわあ! ゴッホの絵みた〜い!」

 
群青の気を背景に、黄色い幸せな光に包まれた
オープンカフェが、 そこにあった。
入ってみたいと思ったけれど、
見れば外国の人も多い。

 
かつて、
アメリカはニューヨークに住んでいた頃、
ドキドキしながら通ったお店と同じような、
「本格的」かつ「大人のムード」
の匂い…

 
ワイン好きならいざ知らず、
今日の自分ではちょっと
気後れしてしまいそう…。 
 
そこで、気を取り直して数日後、
ブーランジェリー(パン)の
テイクアウトを試し、
帰り際に、さり気なくランチの
お値段と内容をチェック!


 


 
すると、え? 見間違い?
 
なんとたったの950円! 

 
嘘でしょ? 
ホテルの珈琲より安いではないの!

 
さらによく見ると、
プラス250円で、
白ワインか珈琲を一杯、
追加オーダーできるみたい。

 
…っと、
いけない、いけない、
思いきり庶民の地が出ちゃいました☆

 
とにかくこれで肩の力が抜け、
以降、やっと憧れのテラス席で、
のんびりランチを
堪能できるようになった。

 
聞けばここは、
パリにある「キャフェ」を
そのまま再現したお店だそう。

 
いつかきっと、夜に来よう。
そのときは、やっぱりデートでしょ♪

 
        
(↑380円)
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以上、お読みいただきまして、
ありがとうございました。
 
これからの季節、
オープンカフェで過ごす
時間は最高ですね(=^0^)

 
4月中旬はちょうど「八重桜」が見頃です。
よろしければ、ぜひ、
お友達や彼氏彼女を誘って
訪れてみてください!
 
きっと喜ばれると思いますヨ。
 
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