こんにちは。絵と文のイラストレーター、「さくらみ(さくらみゆき)」です。
こちらでは、イラスト制作風景や、日常の中のやさしい時間、
心躍るひとときを、イラストでお伝えしていきます。
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「スカイダックバス」に乗ってきました♪

スカイダックバス.jpg



ちょっと書き込みすぎちゃったので、

拡大しますね

   
  ↓




スカイダックバス1.jpg





この「スカイダックバス」というのは、


以前乗ったこちらの…



そう、「スカイバス東京」の


水陸両用バージョンとでも言いましょうか。







最初はこんな風に

スカイダックバス_27.JPG

普通に街中を走ってゆくのですが…





スカイダックバス2.jpg





スカイダックバス_18.JPG

スプラッシュポイントは、

東大島の旧中川





スプラーッシュ!



スカイダックバス_21.JPG













ハイ 

こちらが美人の添乗員さんです
しあわせ



期せずして起こるハプニングも
モノともせず、


終始、楽しく和やかな解説が
続きました。



ほんっとプロだわぁ!

惚れ惚れ
ハート










この笛、ブーイングにも使えて結構
楽しかったですヨ。

 

 

 

 

 


「スカイダックバス」のホームページはこちら

skybus.jp

 

 

 

 


ところで、この後、



ちょうどお昼ときだったので、

ランチを食べようと

ソラマチに入ったのですが、




この日はゴールデンウィーク中

ということもあり、



スカイダックバス_14.JPG

どこもかしこも、ものすごい人出!




どのお店も長蛇の列です。





スカイダックバス_15.JPG



エレベーターやエスカレーターも

激混みで、

すっかり消耗してしまい
汗



早々に退散して、

東京スカイバスの添乗員さんも
おすすめしていた地元商店街の
ほうへ向かうことに。





クタクタだったので、

一番最初に目に入ったカフェに
「とりあえず」という感じで
入ったのですが



おいしかったです♪


 

 

 

tabelog.com

 

 

 

 

 

 


そのあとは、ゆるゆると街を歩いて、
お土産を物色。





スカイダックバス4.jpg




この「おしなり」とは、

「押上」「業平」の地名から

名前を取った、

地元商店街のゆるキャラ

「おしなりくん」のことです。



スカイダックバス_9.JPG

↑スカイダックバスにも付いていた
おしなりくん



まげの部分がスカイツリーに
なっているのがわかりますか?  





この、おしなりくんの似顔絵の
パンは「キムラヤ」さんで

スカイダックバス_3.JPG







おしなり煎餅は、
「みりん堂」さんで購入。

スカイダックバス_4.JPG








店内の一角では
ご主人がお煎餅を手焼き中

スカイダックバス_5.JPG



香ばしい色と香りが
たまりません
Docomo_kao12







店を出たら
さらに人が増えていました
ヤッタv







は〜、それにしても…





なんだろう…この和み感!!







ゆったりとした時が流れて…






ソラマチの喧騒の中での、


自分が自分で無くなっていく感覚、

地に足がついていない感覚と、







商店街にいるときの、



自分が自分でいられる感じ、

人間が人間らしくいられる感じと…




そのギャップがすごすぎる!




スカイダックバス_6.JPG

ああ…

正直に言っちゃっていいかニャ!?


スカイツリーの街に行くニャら、

ソラマチに行くより、断然

商店街を歩くほうがおすすめだニャ
猫









そして、最後に

全然関係ニャイ話だけれど…







スカイツリーって、

結構、スネ毛く〜ん
ヤッタv




 

 

 

 

 

 

 

JUGEMテーマ:東京散歩

 


 

 

勝手にグレートジャーニー展♪
原人.jpg
世界最古の家族像(実物大)

二足歩行の足あとを
泥の上に残した
「アファール猿人」です。


原人2.jpg

後ろから
葉っぱを持って歩いてくるのは
お母さんで、
お腹に赤ちゃんがいる設定。



これは、三体を
「家族のように組み合わせて
 見せた像」
ではなく、


発見された猿人の「足あと」が、
「家族が歩いたあととしか
 考えられない!」
ということから、忠実に
再現されたものです。


モデルになったのは
ナイナイの岡村さん。





先日、上野の国立科学博物館で
開催中の
「グレートジャーニー展」
に行ってきました。


この企画展は、

「人類の祖先である『先人』が、
 アフリカ大陸から
 どのようにして世界各地へと
 生活の場を広げていったか」

という足跡を、

「実際に自分も旅して
 体験してみよう!」

と実行しちゃった
稀有な日本人、
関野吉晴さんが、
実際に世界を旅した足跡


…という、
二重構造の企画展なんですね。
わかる???


そのため、
「体験型の企画展」
というよりは
「地球上の、多種多様な
 生活文化博覧会」
のようなイメージです。


展示の目玉には、
エクアドルの「干し首」や
ペルーの
「赤ちゃんミイラ」もあり、

怖いというより、
どちらも人への愛情が
あふれている感じで
なかなか良かったのですが、


個人的には、会場内に
いくつかある、この
コラム1.jpg
セキノさんの写真コラムの
パネルが
とても良かったです。



ところで、
このグレートジャーニーの券は、
常設展のほうも見られるように
なっているのですよ。


ということで、
このあとは

「勝手にグレートジャーニー♪
 in 国立科学博物館」

ということで、
おつきあいくださいませ





花咲く中庭を通って、
まずは地球館へ



1階です。
いいな〜、この異空間な
感じ







コポコポコポ…


























深海のマリンスノー
も再現されていて、
見ているうちに
一瞬ふと、
遠い目になりました。



地下2階
マンモス骨ハウス.jpg

この固まりは、
マンモスの骨で作った住居。


「はじめ人間ギャートルズ」が、
食べたあとで楽器にして
ぽくぽくと叩いていた
あの、マンモスの骨です。


これは、想像の産物でしょ?

と思われた方もおられるかも
しれませんが、
ご覧ください!

マンモス骨説明.jpg

「ウクライナを中心に、
マンモスの骨で
作った住居跡が
数多く見つかっている」
んですね。



マンモス骨ハウス2.jpg
なんか、いいわ♪
雰囲気あります。


入り口では、
ピンポーン!ならぬ、
骨を叩いて
コンコーン!で呼び出しですね。
けっこう、重低音で
お腹に響いたりして。


ルーシー.jpg
彼女は、猿人ルーシー。
アウストラロピテクスの
女の子です。



イケメン原人.jpg
こちらのイケメンは、
その名も



トゥルカナボーイ

猿人の次に現れた
「原人」さんで
足が長いです。



ホビット.jpg
この方は、「ホビット」さん

あれ? 
指輪物語の
主人公のモデル?


説明を読んでみたら…
違いました。
小説が先で、
小説に「因んで」つけた
名前でした。

でも、
ここまで小型化したのは
何故かわからず、
謎のままなんですね。


どのご先祖様たちも、
親しみの持てるお顔です。


つづいて日本館へ。


まずは、
ディズニーランドばりの
人気アトラクション
360度シアターで、
迫力の映像を楽しみました。




周りの映像が
動いているだけなのに、
しっかり船酔い

騙されやすい脳です。


でも、内容が
「猿人から原人へ、
 原人から新人へ」
という、
今日見た展示内容に
ピッタリなのが、とても
良かったですヨ。





日本館ドームの天井
昭和5年の美建築。


その昭和の風情の階段は、
登ると、
小学校の階段を思い出して
なんだかうっとりしてきます


この3階では、
美しい化石のレプリカに
会うことができるんですよ。

首長竜2.jpg

福島県いわき市から
見つかった白亜紀の
首長竜「双葉鈴木竜」
(フタバスズキリュウ)

こんなに美しい竜を、ほぼ
完全に出土してくれた福島は、
素晴らしい!!


別の角度から見ると、
首の長さが一目瞭然です。

首長竜3.jpg
にゅーっ


でも、この角度だと、
お顔はちょっと


首長竜アイーン.jpg
アイーン!?



この竜は、
ドラえもんのマンガにも
登場してましたっけ。

フタバスズキリュウ.jpg

フタバスズキリュウ。

キュートな名前の秘密は、
「双葉」という地層から、
「鈴木」さんが発見したから。


日本全国の鈴木さん、
おめでとうございます♪


このほかにも、日本館には、
前回の記事で
ご紹介した「江戸人展」
江戸人1.jpg




日本人家族の歴史コーナー
こちらは縄文人一家。

このフロアの奥に
撮影禁止の
「江戸人女性のミイラ」が
あります。


あと、こんなのも
ありました
初鰹と戻り鰹.jpg


右側→が「初鰹」で
左側←が「戻り鰹」です。

どっちも日本人が
昔から愛してやまない旬の
カツオですが、

秋に穫れる「戻り鰹」は
「初鰹」と比べて、
同じ断面で切っても
肥えて、脂が載っているのが
よくわかる展示になっています。


でも、
こういう展示が
目に付きだしてきたら…


お腹がすいてきた証拠よネ


ということで…

さあて、そろそろ
帰りましょうか。

上野の空には、
満月が光り…








西洋美術館前では、
ラファエロ展の看板が
劇的な効果を
生み出していました♪



国立科学博物館の
イラストルポは、こちらでも。
ちょっと昔の記事になりますが。
今回は行かなかったけど、
地球館には、
大人気の恐竜や、
飛行機などの乗り物の
フロアもありますヨ。
画像を↑クリックで、記事にジャンプ♪


JUGEMテーマ:美術鑑賞
東京名所の穴場、東大へぶらり♪の巻

 

東大1_イラスト.jpg

 

 

東大3_わたし.jpg

 

 

東大2タイトル.jpg

 

東大全体図.jpg
モノクロのイラスト仕事が
続いたあとで、
無性にカラーの絵が
描きたくなった。
 
「久しぶりに東京の風景でも
 描こうかな…
 そうだ、赤門を描いてみよう!」
 
資料の写真を撮るため
カメラを持って
「さて、行く先は東大か…」
と思った途端、
なんだか妙〜にドッキンドッキン
してきた。
 
普段まったく行き慣れない場所…
気後れともつかないキモチが少々に、
ましてや行く先は「天下の東大」!
 
さーて、構内を、一体私は
どんな顔して
歩けばいいんだろう?
 
「でも、人生経験では
 負けてないんだし、
 顔をぐっと上げて行こうよ」
 
などと自分に説得を始めるあたり、
すでに完敗です、トホホ☆

 
東大4_赤門イラスト.jpg
でも、いざ赤門をくぐったら
拍子抜けしちゃった!
 
夏休み最終日ということもあって、
いかにもご近所のおばあちゃんが
のんびりとカートを
押して歩いていたり、
 
あまりの暑さに木陰を求めて
ちょっと立ち寄った風の
お母さんと子ども達が
水を飲んでいたり、
 
学生さんもTシャツに
サンダル+自転車の昔ながらの
学生スタイルで、
すいすいと
通りぬけてゆく。

 
「ふうん、思ったよりずっと庶民的!?」
 
いや、そもそも一体、
私は何を構えていたのやら。
たちまち親近感が湧いてきた。

 
守衛さんにうかがうと、
構内は、建物の外と食堂と売店なら、
誰でも出入り自由とのこと。
この日はまさに見学日和で、青空の下、
風格のある古くて
美しい建物と、
大きく伸びた緑のアーチが
ずっと奥まで、気持ちのいい影を
作っている。
さっそくぶらぶらと歩き始めた。
 
赤門を入ってすぐ左手には、
小さな売店があった。
アイスクリームでも売ってるのかな?
と思いつつ寄っていってみると…
なになに?
「東大開発グッズ」販売中?

 
見ると店内には、
オシャレなデザイングッズが
少数精鋭といった感じで置いてあり、
買い物スイッチの入った私は
らんらんと目を光らせて商品に見入った。

 
東大5_UTショップ.jpg


東大9_UT開発グッズ.jpg


東大6_UTカフェイラスト.jpg

店を出ると、隣に、
ホール併設の小さなカフェがある。
 
ちょうどお昼どきでランチの表示
が出ていたので、早速
いただいてみてビックリ!
「えー、イマドキの学食って
 こんなに美味しいの?」

 
あとで調べてみると、
ここは北青山の本格フレンチ店
がプロデュースするお店なんだって!
 
赤門から入って50mも
歩いていないのに、
ショップといい、カフェといい、
やるじゃん、東大♡
 
東大10_風景.jpg

 
 学内掲示板も面白い。
 
「数式に泣かされた夜のこと」
「論文の探し方にはコツがあります!」
「ヒッグス粒子の謎に迫る」
 
へえぇ、ふぅ〜ん…と
感心しながら、
有名な安田講堂とその下の学食、
さらにその下の生協の
東大みやげグッズと見て、
にわかミーハー気分を満喫です♡

東大7_ゴーフル.jpg
 
「さ、これで大体、
 見るべきところは
 見たかな」
帰り道を探そうと思った瞬間、
木立の影の奥に、
キラキラ輝く緑の乱反射が
目に入ってきた。

 
あっ、三四郎池だ!
 
東大8_三四郎池.jpg

 
午後の光を真上から受け、
キラキラ揺れる水面…
は〜…気持ちいい!!
 
全身がほっとゆるんでいく。
 
思えば、私の通っていた
大学にあった池は、小さく暗くて、
名前も「血洗いの池」と恐ろしい名前が
付いていた。

 
それに比べて、
この三四郎池の、なんとも
「池」らしいことよ!


 
想像以上の和みと光。
一瞬、時間も場所も忘れて
光の輪の中にとっぷり浸った。

 
東大11_三四郎池の子供.jpg



東大全体図.jpg
以上、A4見開き2P展開
ーーーーーーーーーーーーーーーーー(おしまい)
いやー、東大、よかったです。

かの少年も、きっと
ここが天下の東大であるとか、
そういったことは、ほとんど
考えずに、池の生き物をとるのに
熱中していたんでしょうね。

 
その夢中さはあまりにもピュアで、
「これぞ、夏の子ども」。
自慢気に今日の獲物を報告して
くれるあたり、
嬉しくなっちゃいました。

 
いつか、
彼が日本を背負う生物博士に
なったりしたらオモシロイんだけどなあ。

 
せっかくなので、写真をもう少々。
 
20120921_116245.jpg

 
カフェの中から見る緑はイキイキ♪
東大は、大木が多いですね。

 
アーチの回廊。
20120921_116244.jpg


20120921_116243.jpg



20120921_116242.jpg
昔の建物って、
どうしてこんなに
美しいんでしょう?
 
有名な安田講堂の実物も
初めて見ました。

 
20120921_116240.jpg


 
この下に、
古い学食と生協があるんですよ。
ゆる〜い感じで、
建物上部のいかめしさとの
ギャップが面白かったナ。

 
20120921_116239.jpg
ウフッ♪ なんか、
懐かしい感じでしょ?

 
学食メニューは
夏に食べたい麺類系が
とても充実してました。
ここらへんは、
どこの大学も変わらない。

 
20120921_116248.jpg


 
銅像や、地震計なども
あちこちに展示されていて、
歩くだけでも楽しいです。

 
そうそう、
20120921_116241.jpg
このマンホールが、
個人的にツボでした!
 
だって見てください。
真ん中に「暗渠(あんきょ)」の文字。
まるで
「ハードボイルドワンダーランド」
の入口みたいでしょ?
(注:村上春樹作品)

 
やっぱり、東大という頭脳の下には、
巨大な暗渠(無意識の領域)
が広がっているのかもしれませんネ…


 
♡今回、記事でご紹介したお店は…
→楽しい♪東大開発グッズ
→おいしい♪UTカフェ
 
 
JUGEMテーマ:東京
絵と文エッセイ☆国立科学博物館(上野)
国立科学博2_イラスト.jpg


 
国立科学博1_タイトル.jpg

 

 

上野にミイラを見に行ったのは
若かりし頃の
デートでのこと
だったかしら。

 
それから幾星霜、わたしは一人で
上野を訪れ、用事をすませた午後1時、
何か美術展でも見ていこうと思って、
上野公園をプラプラ歩いていた。

 
土曜日だけあって家族連れも多い。
みんな動物園に行くのかなと
思っていたら、どうも半数は
途中で角を曲がっていく。

 
何とはなしにその波に紛れこんで
歩いていたら、
左手に大きなシロナガスクジラ、
右手に機関車デゴイチをしたがえた、
古風な博物館があらわれた。

なんだろう? 
この、ちょっと凄みのある感じ!?
頭にピンとアンテナが立ち、
あっと言う間にワクワクして、
磁石に引きつけられるように
中へと
吸い込まれた。


 
国立科学博3_玄関.jpg


 
それにしても…昔見た、
あのミイラの小さくて
古ぼけた感じの博物館が、
いつの間にこんな巨大かつ、
大量の展示物の博物館へと
化けていたんだろう。

 
  広い…とにかく広い! 

 
美術展を、人の3倍は
早いペースで見終わる私だけど
ここはその「早見のワザ」を
持ってしても、
太刀打ちできないほど広大だ。

 
国立科学博4_館内マップ.jpg


 
国立科学博5_パンフ.jpg
国立科学博6_はくせい館.jpg



国立科学博7_剥製イラスト.jpg




国立科学博8_360シアター.jpg



国立科学博9_地球館.jpg




国立科学博10_恐竜イラスト.jpg

 
暗闇の向こうにあやしく光るは、
子どもたちの大好きなダイナソー!
 
アンモナイトの化石類はもちろん、
巨大な海洋生物の骨格見本、
圧巻のはくせい群、
科学の実験コーナー…

 
そして、どの階にも
元気のいい子どもたちが
魚のように泳いでいる。
 
すごいなぁ、日本の博物館!
いつの間にここまで進化していたの?

 
やがて日本館2階北翼
「日本人と自然」
というコーナーまで来て、
私はやっと足をとめた。

 
そこでは、
原始から江戸時代に至るまで、
6つに仕切られたガラスの中に
子ども一人、女一人、男一人の
三体のろう人形が、まさに
ホームドラマを演じている
最中だった。


 
最初の三つは、
湊川人、縄文人、弥生人で、
一家の主が今日の獲物を引っさげ、
家族のもとに帰宅する風景だ。

 
その手に握られた物は、
隣のブースに行くにしたがい、
鳥、鮭、農耕具へと
変わって行くのだが…

 
家族の評判を気にして
一家の主が何とも言えない
微妙な表情を
しているのが可笑しい。
「ああ人間だなあ」と思わず
くつくつ笑ってしまった。

 
国立科学博11_弥生人.jpg


 
そして…
そのコーナーの一番奥に、
その女性はいた。

 
まだ発見されて間もない、
江戸時代の女性のミイラだ。
 
そっと目を閉じた表情は、
見れば見るほどリアル。

 
髪型は時代劇でよく見る
「結髪」そのままで、
今までに見たどのミイラより、
ついこの間まで
生きていた!という感じ。

 
ホントの所、私はミイラの
肌の乾燥している感じはかなり苦手。

だって
その乾いた肌の
かけらが風に混じって、
匂いと一緒に飛んできそうじゃない?

 
それでも、
恐竜の骨や動物の剥製より、
やっぱり断然、「人」のほうに
惹かれるんだなぁ…

 
恐いのは身近に感じているからだ。

 
私はその女性の「生」を想った。


国立科学博12_ミイラ.jpg



 
国立科学博14_行き方.jpg

 
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以上、最後までお読みいただき、
ありがとうございました!

 
ミイラのスケッチ、
載せられなくてほんと残念です。

 
でも、博物館の意向も、
あの彼女を見るとわかる気が
するのです。
 
それくらい、リアルというか、
実物のすごさがあるというか…


 
皆様にも
ぜひぜひ、実物とのご対面を
おすすめします!

 
国立科学博13_全体図.jpg
(A4版2枚にまとめてみました)

 
ニューヨークの美術館や博物館と
日本のそれを比べると、
残念ながら日本に軍配が上がることは
少ないのですが、

 
ここ「国立科学博物館」は、断然
ニューヨークより良かったです!!

 
とにかく子どもたちが
嬉しそう。
その秘密は、たぶん、
「実験コーナー」が多いこと♪

 
子どもたちは、もう
ボタン押しまくり、
ハンドル回しまくり、
実験しまくりって感じ!

20090310_959142.jpg



20090310_959143.jpg



20090310_959144.jpg
 
私は実験の階は、
素通りしちゃいましたが、
楽しそうなので
デートにもおすすめですヨ!
お互い、新しい発見がありそう♪


→他日、企画展に行ったときのルポを
 写真とマンガでまとめてみました。
国立科学博物館のホームページは
 こちらから♪

JUGEMテーマ:東京見物

東京駅カフェ「アパショナート」
カフェ_アパショナート.jpg


タイトル.jpg


 


東京駅カフェルポ全体図.jpg

 
「お待たせ致しました! 
 トマト&レタスで、
 マヨネーズ&ペッパー風味を
 ご注文のお客様は?」

サンドイッチの入ったかごを
両手に持った店員さんが
声をかけたのは、私の背中側に
腰掛けた恋人たちだ。
 
その瞬間、私の頭上
に雷明がとどろいた。
 
「マヨネーズ&ペッパー!」
 
ああ、なんてセンセーショナルな響き! 

 
細く刻まれたトマトとレタスに、
きっとマヨ胡椒がからみあって、
酸味と爽やかさを醸し出している
に違いない。
 
一瞬にして口の中に、じわあっと
幸せの予感が広がった。
そういえば今日は、
お昼ご飯が早かったのだ。
お腹もすいてしかるべし。

しかし時計を見ると、
ああ、すでに時間は午後の4時…。

 
いけない、いけない、
この時間に間食したら、
確実に今晩の夕食づくりに
影響してしまうだろう。
私は頭をふって珈琲をすすった。

 
私は今、東京駅直近の
新丸ビル地下一階のカフェで、
往来の人々を眺めなから、
ちょこんと椅子に腰掛け、
仕事のアイデアを練っている。

 
通りの向こう側には大手のスーパー。
 
着飾った若い恋人たちや
おばさま方が、
ぱんぱんにふくらんだレジ袋を
持って、ひっきりなしに
行き交う人の流れに合流していく。

 

東京駅カフェ風景画.jpg

 
あわただしい風景だから、
このカフェは、
あまり腰を落ち着けるのに
ふさわしい店では
ないかもしれない。
 
でも、私はここがすごく好きだ。

 
ほんのつかの間、
止まり木に腰掛けて、
頭の中に渦巻くものを発酵させる。

 
その至福のひとときには、
ほんの一杯の味わい深い珈琲が
あれば、他には何もいらなかった。

 
けれど、そこに突然、闖入者が乱入!
私と雑踏とノートとペンの間に
「マヨネーズ&ペッパー風味」が
滑り込んでしまったのだ。

 
いや、ここはこらえて、
じっとガマンすべきだろう。
夕食に、それらしき味のものを
何か一品登場させれば、
いいではないか。

 
なのに私の感情は
「でも、でも…」と滑り出す。
 
それではきっと何かが違ってしまう。
 
いや、絶対に何かが違っちゃう!

 
結局、私はカウンターに向かうと
「トマト&レタスのローフサンドを、
 マヨネーズ&ペッパー風味で!」
と高らかに宣言した。

 
その味は、私の脳裏に完璧に
幸せな敗北として刻まれた。
いや、もう、むちゃくちゃ
美味しかったヨ!
 
ローフサンドアイスバイン.jpg


 
アイスバイン.jpg


 
ローフブレッド.jpg




 
東京駅カフェ1.jpg



 
東京駅カフェ案内図.jpg



 
東京駅カフェルポ全体図.jpg
(A4版2枚にまとめています)

 
以上、お読みいただきまして、
ありがとうございました(^0^)

 
(2008/2/28追記)
じつは、
カフェアパショナートさんが、
ナント私のこの記事を
発見してくださり、
ブログでご紹介くださいました!
うれしい〜(≧▽≦)
みなさん、東京駅近辺にお出かけの際は
ぜひお立ち寄りくださいね!!