今回は私が、
7ヶ月半のニューヨーク生活の中で、
ハマった「忘れられない食べ物」Best3
をイラストルポでご紹介します!
皆さんは
アメリカに行ったら、何を食べたい?
私だったら…
「やっぱり本場のハンバーガー!」
できれば、
どんなに気取って食べようとしても
絶対無理!というほどバカでかく、
毎日食べたら確実に、高血圧で
ぶっ倒れそうなものがいい。
肉汁ジュワ〜ッは当たり前!
ガツンとブラックペッパーが
きいていて、
カリッカリのベーコンに、
シャキシャキの新鮮お野菜、
こってりチェダーチーズが
口の中で渾然一体となるもの。
それを苦めの黒ビールなんかで
グイッとのどに流し込み、
肉汁で唇をテカテカさせながら、
ニイッと恍惚の笑みを
浮かべてみた〜い!
そんな私の期待にしっかり
答えてくれる店が、
ニューヨークにはあったのです!
「コーナービストロ」
Corner Bistro
331 W. 4th St. (West Village) at Jane St.
最初の頃は、地元のニューヨーカーに
ずらりと陣取られた、格好良い
バーカウンターを見て、
ちょっと怖じ気づいたっけ。
アメリカじゃ子どものようにしか
見えない私は、ビールを頼めば
「ヘイ! パスポートを見せな
(年齢確認のため)」
と言われたものだ。
それでも
「アメリカ何するものぞ!」の勢いで、
がぶっと食らいついていくうちに、
気分はすっかりニューヨーカー♪
以来、日本から友人が来るたび、
必ず連れて行っては本場の味を
堪能してもらった。
ちなみにこの店がある
ウエストビレッジは、
ニューヨークの中で
最も雰囲気のある、美しい地区。
ぜひ、ハドソンリバーの夕焼けを
見るのとセットで訪れてみてね!
続きまして、忘れられない、
美味しかった食べ物第2位は…
街のベンダー、
屋台の味です。
このチキンライスは忘れがたい!
何しろたったの2ドルである。
留学生のさびしいお財布に、
これほどありがたい食事はなかった。
いや、特殊な食材は多分
何も使われていないのだから、
寮のキッチンで作っても、
簡単に再現できるものかもしれない。
でもね、
カレースパイスのきいた
うまうまチキンの上に、
チリパウダーと
マヨネーズ。
それを、下の層にある
千切りトマトと
レタスをごちゃ混ぜにして、
さらにさらに、スプーンを
ぐーっと奥に差し込んで、
出てきたサフランライスと
一緒に食べる。
このすべてが完璧にそろった
ごちゃ混ぜの味…
これを炎天下、
ミッドタウンのビジネス街の真ん中で、
かっこいいスーツ姿のニューヨーカー
に混じって
「まだかな? まだかな?」
と待った日にゃ、その美味しさ、
脳天のしわに
深〜く刻まれちゃいますよ。
ん〜!
今でもあのスパイシーな香り、
ありありと
よみがえってくる〜。
(特に愛想がいいわけでもないけど、
決して冷たくもない、
ベンダーのお兄ちゃんは、
南米系の人でした♪)
そして、ニューヨークの
「忘れられない食べ物」第3位は…
ベトナム料理です!
じつは、ニューヨークでの外食は、
アジアの味におおいに助けられた。
日本食の美味しい店もあったが、
日本人の私からすると、
どうしても高価に感じてしまう。
その点、アジア料理はどこか
懐かしい味の一方で、
目新しさもあり、しかも気安い。
韓国、中国、タイ、インド…etc。
中でも特に、このベトナム料理は、
ヌクチャムという甘辛いタレが
揚げたての春巻にちょうど
よくからんで、とにかくクセになる。
難点を一つだけあげると、
ほとんどの料理に、
この甘辛タレがついてくる。
つまり味付けが一緒(笑)
それでも堂々の第3位なんだもの!
あらためて私はアジアの一員だなあ
と思ったよ。
憧れのドギーバッグもぜひご堪能あれ♪
では、最後にニューヨークの食事事情を
少しだけ。
一言で言えば、
とにかく、とにかく、コンビニエンスです!
いつもカラフルなおかずが
ほかほかで、取り放題!
こんなデリがニューヨークの
町中の至る所にあり、
(日本のコンビニと同じくらい
沢山ある)
着いたその日から、食いっぱぐれる
ことはありません。
メニューも、
サラダから、ライスから、
肉から、魚から、好きな食材を
好きなだけテイクアウトしたり、
お店で食べたりできます。
そのお味はと言うと…↓
ニューヨークは、地下鉄も24時間営業
なので、終電に乗り遅れることもなく、
結構、安心して夜遊びできる街でした。
コンビニエンス=安心
ってことですネ!
そうそう、さらに
まったくの余談になりますが、
ニューヨークでは、
使い捨てフォークやスプーンは、
日本のものとは比べものに
ならないくらい頑丈でして…
ゴミにするのが勿体なくて、
いつも洗って再利用していました。
でもデリのゴミ箱には、
それらが食べ残しと一緒に
大量に捨てられているんですよ。
「アメリカって本当に石油を使う国
なんだなあ。。。」
と思いました。
大量消費が、当たり前のように
日々の生活に組み込まれている。
…ということは、大量消費は、
アメリカ経済の基盤になっている
ということです。
そのことが、一目瞭然に
わかってしまい、
「日本やほかの国がいくらエコを
がんばっても、
アメリカや中国みたいな大国が
これでは、この先思いやられるなあ…」
と、心配な気持ちにも
なりましたっけ。
でも、オバマさんに変わったことで、
これからは急ピッチでアメリカの
環境意識も変わってくるのかしらネ。
ちょっと、期待して待とうっと♪
それにしても…
ああ、また食べたいなあ、
大好きだったあの街角で、
あの味を…