こんにちは。絵と文のイラストレーター、「さくらみ(さくらみゆき)」です。
こちらでは、イラスト制作風景や、日常の中のやさしい時間、
心躍るひとときを、イラストでお伝えしていきます。
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狂気



今、土曜日にBSで
再放送されてるんだよネ〜


私はフクヤマのファンでは
ないけれども、
小説『竜馬がゆく』は大好きで、
高校時代から、暗記するほど
読み返しています。

龍馬の本に関わった時期もあり、
史実を求めて、
長崎や土佐に取材に行った
時期もありました。

そんな龍馬好きにとっても、
NHK『龍馬伝』は、
なかなかリアルで面白く、
脚本も、演出も、演技も、
いまだに鮮明に覚えているシーンが
多いです。






 








あれほど真っ赤になって
キィーッ キィーッと唸っていた声が
ぴたり、と止むのです。


やがて…








「おう、龍馬か…」

いつもと変わらない、
落ち着いた武市半平太の様子に、
ホッとした龍馬は、

笑顔になって、嬉しそうに
話しかけます。


「なんじゃ〜、
 武市さん、寝込んでいると聞いて、
 心配したぜよ!!」


すると、振り向いた武市は、
穏やかな声のまま、
龍馬に話しかけるのです。

「のう、龍馬、

 お前に折り入って、
 頼みたいことがあるんだ」


「…頼み? なんじゃ?
 他ならぬ武市さんの頼みじゃ、
 何でも言うてくれ!」


「……吉田東洋を…

 殺してはくれんかのう?」


「………た、武市さん?」


「頼む!
 殺してくれ、龍馬!

 あいつを、殺してくれえぇぇ!!!」


…あれは、「狂気」というものを
見事に描き、演出し、
演じきったシーンだったと思います。



「幕末期」というのは、
私を含め憧れる人は多いけど、

実際には、血生臭くて、物騒で、
「狂気に満ちた」時代だったのだと
思います。


特にドラマでは、
幕末という時代の象徴のような
『土佐勤王党』を上手に描いていて、
土佐藩の下級武士たちが長年抱えてきた
不満や恨みや鬱憤が、
「尊王攘夷」という大義名分を得て、
「新興宗教」のような形になって、
爆発して行く様子が見事に
表現されていました。


音楽にも、その
「狂おしいような」時代の気配や
「焦燥感」が濃厚に反映されていて、
聞いていると、いろんなシーンが
さざ波のように蘇ってくるんですよね。



さて、時は変わって
現代になり、


人の心にはもう
「狂気は無くなったのか」といえば、
そんなことはまるで無く、

人間というものは、
どうも日常的に
狂気を抱えて生きているような
気がしてなりません。


男性は、一般に、
自らの存在、名誉、お金、
自己重要感などを
傷つけられることによって
「恨み」や「狂気」を持ち、

女性は、一般に、
恋愛によって「狂気」を
持つように思います。


皆さんにも、身に覚えが
ありませんか?

「あのときの自分は、
 ちょっと気恥ずかしい奴だった」

「あのときの自分は、
 周りが見えなくなっていた」

と思ったことが…。

おかしな自分になっていても、
なかなか客観的になれない、
「狂おしい時期」というのが、
誰の人生にもあるのかもしれません。


また、今ちょっとおかしなことに
なっている人に対して
「自分は正常だ。あっちは異常だ」
と線引きして、
批判するだけの側に立ってしまうのも、
「狂気」の一種のような気がします。


それを線引きしたいときは、
きっと何かしら、
自分の中に「恐怖」があるのです。


人間だから、誰だって、
狂うときはある。


狂気は、自分の一部。


でも、そのことに、自ら
開き直ってしまうんじゃなく、
そういう自らの心をじっと見つめて、
激しすぎる思いはできるだけ
すみやかに手放して、
いつもスッキリした、優しい心で
生きたいなと願うばかりです。



…ちょっとマジメに
語っちゃいましたネ


でも、龍馬伝、
今思い出しても
ほんとに良くできたドラマだったナ…




ハロウィンの「狂気」!?


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