こんにちは。絵と文のイラストレーター、「さくらみ(さくらみゆき)」です。
こちらでは、イラスト制作風景や、日常の中のやさしい時間、
心躍るひとときを、イラストでお伝えしていきます。
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家族の小さなストーリー

今日は、父の命日で、
お墓まいりへ


思えば、父が亡くなって以来、
11月24日というのは、ずっと
わが家にとって特別な日でした。

特に、母サチボンにとっては…。


そんなサチボンも昨年、突然亡くなり、
その日から数えて
ちょうど四十九日目に、
父の命日がぴったり当たることに
気づいたときは、
本当にビックリしたものです。

「ああ、母は、亡くなる日を
 自ら選んで逝ったのだ…」
と思わずにはいられない出来事でした。




実は、昨年のこの時期のことは、
ほとんど覚えていません。


思えば、一番つらい時期だったかも
しれません。
記憶力も、集中力も、どこかへ
ふっ飛んでしまい、
唯一よく覚えているのが、
世の中にある全てのことが
「遠くにある」ように感じた、
という肌感覚です。


言うなれば、まるで、
自分の周囲1メートルくらいに、
ぐるりと透明な穴が
空いてしまったかのようで、
そこに澄んだ悲しみと、切なさが
ひたひたとたまっていました。

ムネガイタイヨ。

アイタイヨ。


でも、その痛み、
あまり人さまに見せたくない、
いや、見せてはいけない…と思う
もう一人の自分がいるわけです。

人間は、
誰もがこんな悲しみを乗り越えて
それでも生きているんだと知り、
「自分も早く立ち直らなきゃ。
 母もきっとそう望んでいる」
そう思って、
じっとこらえていた時期でした。


そんなとき…


このブログをご覧になっている方で、
遠方からはるばる、
声をかけてくださった方がいました。

その方は、ご自身もかつて
ご家族を突然亡くされた経験が
おありで、

「今は思い切りメソメソしていて
 大丈夫ですよ。
 半年間くらいは、
 思い切りメソメソしちゃって
 ください」

と、わざわざメールを
くださったのです。

…え? いいの?
まだメソメソしていてもいいの?

そのお言葉、
どれほど救われた気持ちになったか、
わかりません。

たかこさま、あの節は
本当にありがとうございました。


あれから一年がたち、
おかげさまで今年は、
ぎゅうっと追い詰まるような忙しさに
メソメソする余裕もなく…

いや、ここは正直に言いますと、
メソメソは15〜20%ラインで
常にキープされているのですが、
その悲しみは、私にいろいろなことを
教えてくれます。


おっと、ちょっと話が脱線しました

とにかく、今日は父の命日
だったのでした。


さ、お墓参りの帰りは、
ウォーキングで帰宅ですよ!


すると、途中に…

後楽園ラクーアが

お墓から、遊園地へ
いきなり異次元へ突入です。

「ゴォーッ」とすべってくる
ジェットコースター。
「キャーッ!!」と上がる悲鳴


下にはメリーゴーランドや
美味しそうな食堂街があって、
ムーディなクリスマスソング
が流れており、
たくさんの親子連れや、若者たちで
ワイワイにぎわっていました

懐かしいナ…

昔よく、兄と一緒に、
父に連れてきてもらったのです。


ラクーアを通り抜け、
以前から何となく気になっていた
お店を見つけ、お昼ご飯に
することにしました。

うふ 広東麺です。


じつは父に後楽園に
連れてきてもらった時も、
この辺りの中華料理屋さんに、
ラーメンを食べに寄った
記憶があるのです。

そのとき私は、初めて、
「大人用のラーメン」を
一人で平らげることができました。

それまで、食が細くて、
兄や両親が頼んだお皿から、
小皿で取り分けてもらった分を、
やっと食べているような感じだった私。
(今じゃ考えられないけど…)

なので、この日の
「一人で大人のラーメンを食べた!」
という達成感は、相当なものでした。

前の席に座った父が、
目を丸くして喜んでくれたっけ…

うん、この味、この美味しさ、
すごく懐かしい感じがする。
やっぱりここだよ!
このお店に違いない。

…そこまで思い出したところで
「あっ!」と思いました。

そういえば、今日は父の命日。
ぐるーり、思考が振り出しに戻り、

後楽園の中を歩いたのも、
このお店に何となく寄ったのも、
父が引っ張ってくれたんじゃない?
          と…。

すると前の席に父が座って、
ニコニコ笑いかけてくれている
気がして、
じわあっと、あたたかいものが
こみあげてきました。


お店に出る時、レジのおじいちゃまに
「こちらは創業何年になられますか?」
と伺ったところ、

「…創業、ですか?
 うー、もう六十年以上は
 やってますねー(ダミ声)」
とのこと。

うん、やっぱり、このお店だ!
ここに違いない♪


広東麺、めちゃくちゃ
美味しかったデス。


ありがとう。







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