こんにちは。絵と文のイラストレーター、「さくらみ(さくらみゆき)」です。
こちらでは、イラスト制作風景や、日常の中のやさしい時間、
心躍るひとときを、イラストでお伝えしていきます。
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夫婦の問題=親との問題


またまた「NHK」テレビで仕入れた話なのだけど、
介護の基本は「否定しない、説得しない」
なんだそうです。




たとえば、痴呆が進んで
「せん妄」の症状が出ている親や、妻や夫が

「ああ、どろぼうが窓から
 のぞいているよ!
 こわい、こわい。
 カーテンをしめようよ」

と言い出したとします。


これを聞いた家族はこう返します。

「どろぼう? 
 そんなの、いない、いない。
 誰ものぞいたりしないよ。

 それに、まだ昼間なんだし、
 カーテンは開けておいたうが明るくていいよ、
 ね?」

すると、相手は不承不承、従います。



でも、その底で

「私の言うことを否定された」

という感情が少しずつ
降り積もっていくのだそうです。



痴呆の症状の大変な所は、この会話が一回で
終わらないこと。



痴呆とは、前に言ったこと、
言われたことは忘れてしまうことなので、
またすぐに


「どろぼうがのぞいているよ。
 こわいよー!!」

と言い始める。
だんだん、その声は大声の叫びになる。


これが毎日、何度も何度も繰り返される。



そうなったら、だんだんうんざりしてくるのが
人間というものです。


「だから、どろぼうなんて、のぞいてないってば!
 もう〜、何度言ったらわかってくれるの?」


返すほうの言葉もきつくなり、
混乱し、涙ぐみ、自己嫌悪になり、途方に暮れる。


一方、相手は
「私のことをすぐ否定する。
 それも、ものすごくコワい顔をして怒る」
というように、
否定されて生じた、つらい感情だけを
繰り返し記憶していき、
その結果、どんどん、症状が悪化して
しまうんだそうです。


あんなにしっかりしていた親が(夫が、妻が)、
まさかこんなことになるなんて…


身内であるだけに、余計に
「なぜ?」という思いを強く持ってしまうのだと、
実際お母さんを介護されている城戸真亜子さんも
おっしゃっていました。




これに対応する、一番の薬が
「否定しない、説得しない」なんだそうです。

相手がおかしな事を言い出したときは、
笑顔で、ある程度、したがってあげること。

したがえないような変なことを言うときは
相手の目を見て、相手の言葉をそのまま
なぞってあげる。


たとえば、

「どろぼう? 窓からのぞいているの?
 そうか、お母さん、こわいんだね…」

すると、お母さんは
少しずつ、本当はどうして
自分がこわがっているのか、
どうしたら安心できるのかを、
語ってくれるようになり、

この繰り返しによって、
お互いの心の壁が取り除かれて、
痴呆の症状は驚くほど
軽減していくんだそうです。



なるほど〜。


そして私は、
この「否定しない、説得しない」は、
普通の、健康な親子、兄弟、夫婦間でも
そのまんま当てはまることだなって思って
聞いていました。


少し前に
『鏡の法則』という本が大ベストセラー
になりましたが、

なぜか人間というのは、
親子や兄弟、夫婦など、
身近な人に限って、相手の言うことやすることを
否定したり、説得したりしたくなるものです。


特に、相手に期待していればいるほど
「やることなすこと、気に入らない」
となりがち。


かつて結婚していた頃の若かりし私も
夫との関係の中で、
そういうことが何度もあったような
気がするし
(…って、ホントのところ、もうほとんど
 忘れてしまったんだけど


現在、母サチボンと私は、すご〜く
仲良く暮らしているほうだと思うんですが、
それでも、


たとえば、
今、テレビに映っているタレントの服が
好きだとか嫌いだとか、
食事の味つけについてだとか、
ささいなことであればあるほど、
すぐに、相手を否定したり、説得したりしたく
なるんですね。


身内だけに、喧嘩のときは容赦ないわけです。


たまに、
「えー、そんなこと、ないんじゃないの?」
という何気な〜い一言ですら、
思いも寄らない地雷源になることも。


ヒ〜こわいこわい



これが、たま〜に会う親子だったりしたら
お互いもっと我慢したり、
思いやったりできるんでしょうが、
毎日一緒に暮らしている相手ほど
遠慮がなくなってくるわけです。

  
一瞬にして凍り付く、狭〜いわが家…


ここらへんは、夫婦ゲンカと一緒ですね(^^;)



他に大きな所では、
「母は、いつまでたっても
 私の仕事を認めてくれないんだなぁ」
という寂しさが、私の中にはいつもあります。


でもこれもきっと、私のほうが、
何かに関して母を認めてない部分があるから
なんじゃないかと思うんですよ。


だって母はよく口を尖らせて言いますもん。
「まったく、あなたって人は、
 私のこと否定してばっかりなんだから!!
 バカにしてるんでしょ!?」

あっちゃ〜!!
そんなつもり、全然ないのに。




で、『鏡の法則』なんですね。

「否定しない。説得しない」


考えてみてください。
一番見近な人に、否定されなかったら、
「それは間違っている」と説得されなかったら、
どんなに嬉しいことか、
どんなにパワーが出ることか。


これを先に、自分ができるようになるよう、
訓練する。


ま、これが、
簡単そうで、難しいんだけど〜☆



「先に負ける潔さ」。
できれば「あなたに完敗です!」の領域まで。


これから結婚する予定のある方で、
親御さんと一緒に住んでいる方は
ぜひ、親御さんとの関係の中で、これを
特訓しておくといいですよ〜(^0^)ノ


親との関係でこれができれば、
結婚して夫婦になった人とも、
その特訓はきっと生きるはず。


だいたい、結婚するというのは、
世界で一番意見の合わない人が、
自分のスペースに、一人入ってくること
…くらいに思っておけば、いいんじゃないかと
思います。
そうしたら、きっと、逆に楽しいヨ!



私も特訓しよo(^^)o



そして、そう遠くないいつか、私と母も、
介護の時期に入っていくのでしょう。


そのときまで、
まだたっぷり時間のある今のうちから
特訓開始しておこう♪って思いました。



…って、ほんと、口で言うほど
簡単じゃないんだけどね〜☆



特に、小ネタ! 要注意ですナ… 






先に負ける潔さ。

すごく素敵な言葉ですね。
ありがとうございます♪
草 | 2010/09/22 07:39
おおっ草ちゃんだっ!

ありがとうね!
先に負ける潔さ…これは、頭の中で相当繰り返していないと、
できない時がある私です(^^;)
さくらみゆき | 2010/09/23 23:31
COMMENT









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