こんにちは。絵と文のイラストレーター、「さくらみ(さくらみゆき)」です。
こちらでは、イラスト制作風景や、日常の中のやさしい時間、
心躍るひとときを、イラストでお伝えしていきます。
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シアワセ都電♪荒川線の旅


うわあ!! 都電だあ。





今日はイラストのお仕事の打ち合わせで、
王子駅へ。


むか〜し、
会社の先輩が、ジャズバンドをやっていて
その演奏を聞きに、何度か王子に
来たことはあったんですが、
都電が通っているとは知りませんでした。






ああ、都電ったら! なんて可愛いの。





地下鉄で帰ったら早いのに、
ついつい、そのまま都電に乗って帰ってしまう私。




わーい。ワクワクです。





電車の幅、意外に細いんですねえ。

江の電よりは細くて、
京都の嵐電と同じくらいかな。






駅に置いてあるもののひとつひとつも
心をくすぐります。




庚申塚駅手前で、西巣鴨方面をみたところ。

すごいなあ。
こんな大きな道なのに、踏み切りがないよ!

あと、ちゃんと、道路用の信号に合わせて
信号待ちしてたよ!





かつての母校に近い「鬼子母神前」で下車。



クラクラするような、めくるめく旅でした



都電は昔は、銀座や、神田や、神保町も
走っていたんですよ。
都電が走っていた跡は道幅が広いから、
見ればすぐにわかります。


大好きな浅田次郎の小説
「天切り松シリーズ」にも
都電の風景がよく出てきましたっけ。


母サチボンも、女学生時代は、都電で
通っていたそうで、よく懐かしそうに
話しれくれます。


都電は、東京の風景の大事な一部
だったんですね。


今も、荒川区、北区、新宿区では
その風景が健在だなんて、嬉しいな。



そういえば、会社を辞めて
イラストレーターになりたてのころ、
「都電のイラストルポ」
を書いたことを思い出しました。



原稿用紙に書いた文章のほうは
もう無くなっちゃったけど、


イラストのほう…



ちょっと見てみますか。

  ↓




半径はB4。



まずは鬼子母神で下車。











「庚申塚」という駅には、駅の中に
ステキな甘味やさんがあるんです。


今日は反対側に乗っていたので、
「あ!ここ!」と思ったときには
電車が動き出していて
降りられませんでしたが、
今日もちゃーんと営業されてました。


今度また、あらためて行ってみようっと!





都電もなかは、マニアに受けそう。






昔降りた、
この終点の「三ノ輪橋」というのは、
いったい東京のどこなのかなあと
検索してみたら、荒川区南千住なんですね。
今でも覚えているけど、駅前に
大きな商店街があったような。


なつかしいです。。。。



じつは今ちょうどTBSで、
「あなたが聴きたい歌の3時間半SP」
というのをやっていまして、
私はラジオにして聴いているんですが、
そっちもなつかしくって
思わず、口ずさんじゃってます。


チェッカーズ、昔はいきがってたよなあ。
本当にチェックの服を着てたんだよなあ〜とか、

太田弘美の「さらばシベリア鉄道」とか、

ピンクレディーとか、ああ。

聖子ちゃんの曲がかかってしまった日には、
胸キュンしてしまう。


今日は懐かしいことばかり…
不思議です。


きっと夜は、
懐かしい夢を見るのでしょうね。



JUGEMテーマ:東京散歩
 
NHK首都圏ニュースと雑誌withに登場!
みなさま、たいへん長らくお待たせいたしました。

NHKニュースに、ついに
あの方が登場です!

佐伯さん


「NHKニュース・首都圏ネットワーク」
(首都圏エリアでのみ放送)
放送日 今週の金曜日 10月2日(金)
午後6:40〜10分間
「文化流行最前線のコーナー」に

ツイてる古本「本の越後屋」の
ファイヤー佐伯さんが登場!



すっごくいい収録が採れたみたいですヨ!!



私はいつも、たいていこの時間、
晩ご飯を作りながら、または食べながら、
または後片付けをしながら、
この番組を見ています。


中でも「文化流行最前線のコーナー」が
一番お気に入り。

だから、すっごく楽しみ!




…なのに、

その日その時刻にかぎって、
わたしは首都圏におらず、
見ることができな〜い。。。え〜ん

せっかくのエッチ〜さんの勇姿が〜!


なのでどなたか、ぜひしっかりと見て、
どんなファイヤーっぷりだったか
教えてくださいませ。



ファイヤー佐伯さんのブログはこちら

もうひとつのネットでの古本のご注文はこちら

お店のマップはこちらでーす!



佐伯さんのところで開催された
面白イベントの過去記事もどうぞ。




オマケ♪

こちらは女性月刊誌の「with」↓



ひょえ〜!! 

「読書のすすめ」にこんなキレイな女性が!?


「恋と仕事の両立に悩んでいるんです、

 清水さん、助けて!」


おおおっ!

果たして清水店長は、なんて答えたんでしょ〜か!?


昨日発売のwithでチェーック!





JUGEMテーマ:オススメの本

大相撲この一番!


今日の大相撲は、素晴らしかったね〜!!


結びの一番、


気迫の白鳳が
朝青龍を一気に寄り切って、


土俵を割ったあとも気を抜かずに、
どおっとひっくり返し、


さあ、どうなるか!?の
優勝決定戦へともつれこみました。





私はどっちの横綱も好きだけど…、



やっぱり優等生の白鳳より、
悪者役の朝青龍びいき。
てへっ。


だって、
この人がこういう場面で勝たなくちゃ
相撲は面白くない!


どっちも、全力尽くしての大勝負。


見応え十分!



最後は
果敢に攻め続けた朝青龍が、


すくい投げで、
先の一番の仇をとるかのように
どおっと白鳳をひっくり返し、


みごと
4場所ぶり24回目の優勝を
勝ち取りました。




鳩山さんの初めての
総理大臣杯の授与。



その言葉によると、
朝青龍関は今日がお誕生日だったんですってね。


おめでとう! 朝青龍関!!


そして、優勝回数は、24回となり、
歴代3位の北の湖に並びました。


じつは今日の解説は、その北の湖さん。


優勝を決めたあとの、
朝青龍のガッツポーズには
苦言を呈していらっしゃいましたが、

「うーん、言葉が出ない…

 これまでに23回、
 だてに勝ってきたわけじゃないんだよ。
 積み重ねてきたものが今回の優勝にも
 つながったんだね。
 
 やっぱりこの人は勝負強い。
 
 あの振る舞いは良くないけど、
 まあ、あれも、あの人の場合は
 内側から自然に出ちゃうんだろうからな。
 
 朝青龍は、とにかく相撲はすごい!」

とのお言葉が。


ご自分と同じ成績を
勝ち取った横綱…

その苦労を人一倍知っている人こそ、
他ならぬ北の湖さんですもんね。


そのあとで、
向こう正面で解説をしていた
舞の海さんに

「われわれは、今回も見事はずされたなあ。

 場所前の予想じゃ、二人とも
 朝青龍は優勝はできないって
 言っていたんだもんな。

 こりゃ明日は二人で床屋にでも行くか」

とぼやいていたのが印象的でした。


ふふふ。



嬉しそうな朝青龍。


いたずらっ子みたいな、満面の笑顔が
私にもいっぱい元気をくれました。

ありがとう!!



それにしても、スポーツはいいなあ。

イチローに、遼くん、朝青龍関、
杉山愛ちゃん…


そして、間もなく、私の大好きな
フィギィアスケートの季節です。


先日、韓国の友人、
ウーさんと飲んだとき、

「キムヨナちゃんも、真央ちゃんも
 それぞれ、個性があって、
 それぞれ、素晴らしいよね〜!」

とおおいに盛り上がりました。





さあ、今季の二人はどんな舞いを
見せてくれるのでしょう。

メダル取りに気を取られすぎずに
のびのびと舞ってほしいな。


二人の活躍が今年も楽しみです!




JUGEMテーマ:今日のスポーツ

うそみたいにやさしいUFO



突然ですが、

今日はずいぶん久しぶりにUFOを見ました。



初めて見たのは大学生のときのこと。

そのときは、
「あ! あのUFO、私が見ているのに
 気付いている!」
と思って、
その瞬間、こわくてこわくて
たまらなくなった。


オレンジ色の非行物体は、
ちょっとありえない、
ずいぶん非常識な飛び方をしたあとで、
ゆっくりとビルの影に沈んでいきました。


呆然としていると、
私のそばにいたビルの守衛さんらしき人が
「確かに今、あっちの空に何か飛んでいたねえ」
と私に言ってくれました。


後日、逗子に住んでいる友人にそのことを話すと、
彼女はごくんと唾を飲んで言ったものです。

「わかるよ、その気持ち…」

実は彼女も、バス停で弟さんと一緒に
たくさんのUFO群を見たことがあって、
そのとき私と同じことを思ったんだそうです。

「あ!あのUFOは私たちが見ていることに
 気付いている!」

って。

あまりの恐怖心に、小さかった弟さんは、
その場でおもらししてしまったそうです。



以来、私はできればUFOなんぞ見たくない
もんだなあと思ってきたのですが、


じつは、
今日は違っていました。


今日は
あまりにも夕暮れどきの空がきれいだったので、
私は歩きながら、何度か
「UFOさん、本当にいるなら
 姿を見せてね」
と、空に思いを飛ばしていたのです。


暇ですね〜、そんなこと考えているなんて。
フフフ。


そうしたら、


はっきりぴっかり光る白いものが
森の上にふっと現れました。


「あ、いる〜」と思って、じーっと
見ていると…


私が気付いたのを確認したかのように、
ふわぁっと上向きに回転して
溶けるように消えました。



そのやさしい消え方…


なんだか、愛を感じちゃったわ。

私のこと、よくわかっている。


そのようすは、空を飛んでいる飛行機が
方向転換するときにもちょっと似ていました。


また、あの辺りの飛行物体としては
ヘリコプターも考えられます。


でも、
光り方も、消える早さも、回転の方向も
それとは違っていたから、
やっぱりUFOなんだろうなあ、と。



こんなこと、ブログに書くと、頭の
おかしい人だと思われちゃうのかしらね。


でも、今日見たUFOは、
あまりにも自然な感じだったので、
書いておかないと忘れちゃうような気が
したんですよ。


私は、不思議だなあと
思うことに出会ったのは、
それほど多くはありません。


でも、嘘もつきません。


ま、生きていれば、いろいろと
面白いこともあるものですよ。


また、空を眺めたときは、
UFOさんに話しかけてみようっと。



今日は、ちょっと変わった本当のお話でした。


JUGEMテーマ:ノスタルジー


ドクスメの夕暮れが好き
 


久しぶりに、「読書のすすめ」さんへ。




清水店長と、
はげっちさんと、
テキパキ働く黒田さんと、
最近ますますイケメンになった
大志くんに会いました。


外はのどかだけど、
お店の中には、ひっきりなしに電話が。



電話対応に追われる皆さん。
黒田さんは、発送用の荷物をせっせと
荷造りしていらっしゃいます。





今日は、私は文章のお仕事の取材です。



すでに佳境で
スケジュール的にもテンパっており、


また、店長の話が面白いこともあって、
ぐいぐいと引き込まれるように
ヒアリングしていたら、



ふと気付くと
はっとするほど、体力、脳力を
消耗していました。



「はりゃりゃりゃりゃ〜(@o@;)

 店長、ごめんなさい、ちょっと休憩〜」


笑う店長とはげっち。



ふらふらと外のベンチへ。


きっと、これが
文字通り「息をつめて仕事をしちゃった」
ってことなんでしょう。







  …ふう




ドクスメ前は、
のどかな夕暮れどきです。




いいんだよねえ、
この時間のドクスメ。


まっすぐ西から差し込む夕日に、
周りのものが、キラキラ、キラキラ、
輝いて見える。。。



風水的なことはわからないけど、
何か、すごく良い「気」のようなものが、
この道を通っているのが、
目でも見えるような気がします。





ほんとうは、
本屋さんに西日が差し込む
っていうのは、常識から言って
あるまじきことなんですって。


本って日に灼けると色あせちゃうからね〜。


でも、ドクスメはそもそも
常識はずれの本屋さん。


私はドクスメが西日のさしこむ本屋さんで
良かったなあってしみじみ思うヨ。



ふだんバカやってる仲間達の顔が
この西日に照らされているのを
見るのも大好き。




幸せをじわぁって感じる瞬間です。






車も人通りも少なく、



空は秋晴れで、
どこまでもやさしく青く…




私は、プーさんの腕にもたれかかって、
しばしの休息を楽しみました。






そういえば、プーさん、
だいぶ赤い服が色あせてきたナア。




フフフ。きみもすっかり、
このうちの子になったんだネ。


 (もとはうちの子だったんですよ
  →プーさんと私 第1話 第2話 第3話



JUGEMテーマ:東京散歩

さびしき東京

ニュッと  空を切り裂くカッターナイフ。



休日のこの日、

異様なほど、人がいないオフィス街…



 


空に浮かぶは、二つ目の月…


ではなくて、
これは「汐留シオサイト」のマークですね。


なんだか、ちょっと凄みのある風景。







緑もほとんどない、
人もいない、

さびしい未来都市。


映画「A.I.」の
ラストに出てくる地球の
ようです。



こんな所で暮らしたら、人はどんどん
脳が老化しちゃうんじゃないだろうか。




花壇のお花も…



色彩華やかなのに、
なぜだかちょっと淋しそう。。。





ここ「汐留」は、江戸時代からの埋め立て地でした。


私の子ども時代は、旧国鉄の車庫があった場所で、


その後、何度か、イベント用のスペース
(サーカスとか、迷路とか)になったりして、


今のような形になったのはここ
5、6年のこと。




もっとも、


ちょっと淋しい場所ではあるけれど、


休日にお仕事するカフェとしては、
長居しても誰にも迷惑がかからない、
私にとってはありがたい場所でもあります。




変わり種はコチラ。



にゅっ




ででん!




宮崎駿デザインの
日テレ大時計。



不思議ね、この辺りで一番生きた感じがするのは、
この時計だよ。


さすが、宮崎駿さん。





ちょっと温もりが恋しいので
写真を二枚追加。




置物のような猫ちゃん。

思わず近づいて、本物かどうか
確かめちゃった。
(奥の白い子も本物でしたヨ)







うふふふふ。

ニャー!

猫だニャ。やっぱり、いいニャア。



近所のおばさんが手を伸ばすと、
遠慮せずに甘えてました。


人間も、ときには猫ちゃんに
学べばいいのサ。


さあ、連休明けも張り切って行こう!



JUGEMテーマ:東京散歩
ベトナム料理はもっとジャンキーでいいわ


そこのお嬢さん、
ちょっとコチラをお向きください


…と言いたいところですが、
これはわが母サチボンさまの
お背中です。






サチボンが窓の外に目を
向けると…




そこには
銀座一丁目から、東京駅の八重洲方面を
のぞむ風景が。 。。







この日は、
ベトナム料理の春巻きランチを
いただきにきました。


店内は明るく、おしゃれでキュート。


フォー(お米の麺)もあっさりで、上品!


でも…

やっぱりニューヨークで食べた、
あのジャンキーで
家庭的なベトナム料理にはかなわないわあ


…とは、母サチボンの言。

   


このお店は、母がニューヨークに遊びに
来たときに連れていったお店の中で
いちばん気に入ってくれたお店です。

寮からも近かったので、私も
ほんとうに足しげく通いましたっけ。



「久しぶりに、あれと
 同じようなメニューが食べたいなぁ!」
と言うので、
連れてきてみたのですが、


残念ながら、ちょっと上品すぎましたかネ



最近、母とは
休日ランチを楽しむことが多いです。


美味しくても、ハズレでも、
量が信じられないほど多くても、
はたまた、
お値段の割に泣けるほど少なくても、
どっちにしても、おしゃべりの格好のネタに
して、楽しんじゃうのが女同士というもの。


すごーく久しぶりに、
ハズレだったお店の前を通りかかると、

「あ! あそこ… あのときはひどかったわね〜」

「そうそう、厨房の脇に通されちゃってさ…
 お客さん、他に誰もいないのに」

「量も多くて、パスタは、
 半分も入らなかったわね」

「ま〜、仕方がないよ。
 お腹がすいてたから、
 ほか探す余裕が、なかったんだもん」

「まあ、今となっては、笑えるから
 良いじゃないの」

「フフフ。ほんとほんと!
 面白い思い出になったね」


…ああ、こんな会話をダーリンともして
みたいもんだわ!


でも、女同士は楽しいです。


「パパが生きていたら、
 絶対に三人で来てたよね〜」

「そうね〜。
 そうしたらまた別の感じで
 面白かったかもしれないわね」

「えー、ケンカばっかりしてるんじゃないの?」

「さあ、どうでしょう!?」


父はこんな私たちを、
きっとニンマリしながら
見ているに違いありません。



JUGEMテーマ:東京散歩


占いって当たるの?


ふと母の部屋を見たら
ちょうど「癒しの占い師さん」
という人が
テレビに出ていて、
芸人の「春日」さんが一所懸命
アドバイスを受けていました。


すごいな〜。


何がすごいって、
占い師さんの誘導がとても上手です。


春日は最初、
心を閉ざしていたのですが、
しだいに自ら心を開き、
最後は、自分からどんどん
話をしていました。


誘導って、言葉で聞くと、
あまり良くない印象ですが、
善意の誘導というのもあります。

そして、
善意の誘導ができる占い師さんは、
本当に
人の心を癒すものを持っている人
なんだろうなって
私は思います。




人は話を聞いてもらったり、
ずっと誰にも言わずに
ためてきたことを
たくさん語ったりすると、
ずいぶん気が楽になるものです。


また、そんなあとで聞いた
人生訓というのは、
妙に胸にしみるはず。


それもついさっきまで、
赤の他人だったような
占い師さんだったら、
ギャップもあるから、
尚更だろうなあと…。




占いというのは、大体
大まかなパターン(基本)が
決まっていて、
最初はそれに沿って
大きなことをずばずばと言われます。


それが当たっていても、外れていても、
実は、占い師さんのほうとしては、
あまり構わないんですね。


なぜなら、
人は自分のことについて
何かを言われれば、
その言葉に反応した気持ちが、
態度や表情に、必ず出ます。


その微妙な表情を見て、
次の言葉を探していけば、
占い師さんの言葉は
どんどん当たっていくことに
なるからです。


一方、相談者のほうも、
そうなってくると自分から
どんどん心を開いていき、
最後は自ら語り出すので、
占い師さんにとっては、
さらに的確な情報が
黙っていても飛び込んで
くるようになる…


だから私は、
よく当たると言われる
占いのほとんどは、
相談者が「自ら当たりに行くもの」
であり、
「語るに落ちる」ものなんだと
思っています。



逆に言えば、
「聞き上手・語らせ上手になる訓練」
「人の表情を読む訓練」
をたくさんしていけば、
その人の家族構成や、
どんな悩みを持っているか、
どの段階で踏みとどまっているか、
くらいは
顔を見た瞬間にわかるように
なるものだと思います。


あの村上春樹さんも
まだ小説家になる前の、
バーを経営していた頃に、
ときどき遊びで占いをしてあげると、
じーっと相手の顔を見ているうちに、
家族構成までぴたりと当たって
しまうということが
あったそうですよ。


村上さんほどになると、
小説を描いても
心の深〜いところまで井戸を掘るので、
多くの人に共通の「根っこ」を
見る感性が鋭敏なんでしょう。


ただ村上さんの場合は、
「占いは小説を書くのより
ずっと疲れる」ので
止めてしまったそうです。

でも、その力は、小説の人物の描写や
言葉の中に
存分に生かされていますね。


職業的訓練って面白いですね。
やっぱり何事も、
「量」なんだろうなあ。



そして「人のプロになること」は、
どんな仕事をしても、きっと
役立つことなんでしょうね。




JUGEMテーマ:スピリチュアル

ファーストkiss



9月17日になると、毎年思い出すことがあります。

それは、この日が、「ファーストkiss」記念日
だったから。


ただし、私ではなく、
友人のネ…。



あれは、中学二年の頃のことでした。

クラスで一番人気の、可愛い女の子が
意中の彼に、
何度かアプローチをかけたあげく、
めでたく付き合うことになったのです。

その男子もなかなかモテる奴だったので、
何人かのライバルの女の子たちを
振り切っての大勝利だったのですね。



そんな彼女が、ある日私にこう相談したのです。

「ねーねー
 彼とキスするにはどうしたらいいのかな〜?」


うわーお♪
…私のような「おくて」に相談して一体
どうするのでしょ!? 
と思うものの、
昔から、何故か恋愛相談されやすい私。


彼女のお目目を見てみると、
果たして
熱い熱い、ハートマークが点滅中です。


気が付けば私は、なぜか
彼女の片棒をかつぐことに
なっていました。


私は、彼のほうとも友人だったので、
さっそく焚き付けるように言いました。

「ねえ、K、知ってる!?
 都内のある、夕陽が見える公園で
 ちょうど夕陽の沈む時刻に
 最初のキスをすると、
 その二人はずーっと仲良くいられるっていう
 伝説(←彼女が作った)があるんだって」

「え! おめえ、何でそんなこと知ってんの?」

「ふふふ、さあね。

 でね、あたし、
 その夕陽が見える公園っていうのが、
 どこにあるのか知っているんだけどな〜」

「おい… 

 教えろ。たのむ! さくらさま。
 この通りだ!」


今思うと、
彼のほうは「ずーっと仲良くいられる」
という部分に反応したのではなく、
「最初のキスができる」という部分に
反応したのでしょ。
とにかくその場所を教えてあげると
彼は嬉しそうに、いそいそと彼女を誘い、
さっそく二人でその公園に
デートしに行ったのです。

それが9月17日のことでした。


さて翌日のこと。

朝、彼女が
ビミョーな顔で
私のところにやってきました。

「どうだったの〜?」


「うん、ありがとう! 
 すっごくうまくいったの。

 目をつぶってこっち向けって言うからさ…
 その通りにしたら、
 チュッて唇に…」


「わーお! すごいね〜! 
 良かったじゃ〜ん」


「うん、ムードもよかったし、
 夕陽もきれいだったし、
 すっごくドキドキしちゃった」


「そっかぁ。よかったねぇ。
 私もうまくいってホッとしたよ」


「でもねえ…」



「でも?」



「なんか、キスされたら…

 彼への気持ちがストーンって
 冷めちゃって」


ええええええーーーーーっっっっっ!!!!


みずから
望んで仕掛けたことだったのではーーーっ!?


あわれ、Kくんは、
彼女とずーっと仲良しになるどころか、
わけもわからないままに
あっさりとふられてしまったのでした。。。


ああ、K、ごめんよう。
二人のためによかれと思ってしたことが
結果的に、男の純情踏みにじってしまった…。


女心と秋の空とはよく言ったもんですが、
14才の乙女心はあまりにも残酷でした。

でも、彼女も自分でも
どうしようもなかったんだろうなあ。。。

やっぱり、
恋愛って予想どおりに運んでしまったら、
ちっともトキメかないのよね。


私もこのときばっかりは、
恋愛の片棒なんてかつぐもんじゃないなあと
思いましたよ。



おかげで
あれから何十年もたつと言うのに、
毎年9月17日になると、いまだに
このことを思い出してしまう私。
よほどインパクトが強かったんでしょう。



ちなみに彼女のほうは、
それからもずっと恋多き女性で
たくさんのステキな恋をして、
早い年でお嫁に行き、お子さんが五人いて、
長男さんはおそらく今はもう二十歳前後です。

地に足をつけて、
「日本一のお母さんになりたい」と
言っていた言葉どおりの立派な人生を
送っていますヨ!


一方、彼のほうは…どうなったかな。

大学卒業までは
ときどき連絡取り合っていたんだけどね。
きっと相変わらず、
夢見がちで、懲りない奴を
やっているんだろうな。フフフ。

私にとっては、同年輩の男子としては
バカ話から恋バナ、その他深い話まで
何でも言い合える、最初の異性の
友人だった気がします。


若かりし頃の、
ちょっと懐かしい思い出でした。




JUGEMテーマ:恋愛/結婚
人生、長い目で…
クロワッサン3






























ここ1〜2ヶ月の中で、
私の中にはいろんな変化があった気がするのに、


たぶん私は、前とそれほど変わっては
みえないんだろうなぁ。


いや、きっといつだって、
10年、20年かけて育ったタネが
目に見える変化になっていくだけのこと
なんだよね。



今、良しとしていたことが、

長い目で見ると、
良くないものに育っていったり、


今、苦しいと思っていたことが、

長い目で見ると、
幸せの種になっていったりする。




ここで面白いのが、


変化が見えたときというのは、
どっちにしても、
ものすごく大事なことを学べる時だ
ってこと。


良い変化でも悪い変化でも、
どっちでも学べるんだから、
人間の「良い」とか「悪い」とかなんて、
そもそも大した価値観じゃないんだよ。


そう考えると、
人生ってやっぱり良いものなのかも
しれないなあ。




人生は、長〜い目で見なきゃわからない。


でもたいていの場合、人生を長い目で
見るのはとても難しい。


難しいけど、

それでもやっぱり人生は、
長〜い目で見ながら、
今に生きることが大事なんだなって思う。


どっちにしても
教訓は同じ。
「焦ってはいけない」んだよね。



私もいつか、
おばあちゃんになった時には…


きっと、良いことも悪いことも、
みんなほっこりとした優しい思い出に
なっているに違いないよ。



これから、しなやかで、
柔らかいおばあちゃんに
どんどんなっていきたいな。



強い言葉を言う人じゃなく、
とらえどころがないような、
ぽわぽわ語る、輪郭のないおばあちゃん
になっていきたい。




JUGEMテーマ:つぶやき。