こんにちは。絵と文のイラストレーター、「さくらみ(さくらみゆき)」です。
こちらでは、イラスト制作風景や、日常の中のやさしい時間、
心躍るひとときを、イラストでお伝えしていきます。
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どんなぶ厚い壁にも必ず穴はあいている!
ちょうど昨年の、年の瀬のことです。


新年を迎えるにあたって、
私は一つだけ、決意したことが
ありました。


それは、

「2011年は…







ということです。


皆さんには、自分の『テーマ』が
ありますか?


『テーマ』って一体、何のことを
指すのでしょう?



私の場合を例にとって、
お話してみましょう。


かつて、
編集者からイラストレーター
になったとき、
私が目指したのは、
「いつかは、絵と文の両方で
 メッセージを
 伝えられる人になる!」
ということでした。


その日から、
イラストのお仕事を始めて
14年。

4年前からは「絵と文」の
実験的制作も
始めました。


けれど、


けれど、


私にはひとつ、


「大事なもの」が見つかって
いなかったのです。


それが、


 「テーマ」


人生も後半に入り、
残りの人生をかけて、
この世に伝え、遺していきたいこと。


せっかく生まれてきたからには、
自分の命を最大限に使って、
「このこと」でお役に立ちたい
という切なる願い。



テーマ、テーマ、テーマ。


私には、その、人生のテーマ
との出逢いが
まだ訪れていなかったのです。




いえ、何となくはありました。

たとえば、

「手作りだけでしか
 伝えられないような、
 何か、あたたかいもの」

「人から人へと受け継がれていく、
 何か、深いもの」

「生きるって素晴らしいんだよ、
 こんなにキュンとすること
 なんだよ、
 って思えるような、
 人間讃歌のようなもの」


けれど、その「何か」って
何だろう?


こんなにも漠然としたものを、
どんな形にすれば、
人に伝えていけるんだろう?


それは、
曲がりなりにも「表現」を
仕事にしてきた
私にとって、とても切実な
問題だったのです。


年が明け、一月になりました。


決意したからには、
とことん試行錯誤して
みようと、ノートに
アイデアを書きつける日々。


だけど、どんなに
「ひらめいた!」と思っても、
一日たってみると
「うーん…どうも違う…」


悩む時間ももったいなくて、
見切り発車で書き進めてみても、
どうもしっくりこないまま、
ボツばかりが
積み重なっていきます。


結局、何も見つけられないまま、
一ヶ月が過ぎ、
1月31日を迎えました。


「あーあ。やっぱりダメなのかな…
 14年かけても見つから
 なかったんだから、
 もう一生、見つけられない
 のかもしれない…」


ノートの隅に書きつけた、
そんな弱音が、
今でもしっかり残っています。



ところが、人生とは
わからないものです。

そのたった3日後、

忘れもしない節分の、
真っ暗な「新月」の晩でした。


 


降りてきたのです!


今まで、点だったことが、
トン、トン、トン!とつながって、
ヒラメキになって、どーん!!
と降りてきたのです。



翌日の私は…

3.jpg





その日を境に、
私の本格的な制作の日々が
始まりました。



その後も、
いろんなことがありました。


まず、3月11日の大震災。


東北の皆さんに比べたら、
東京の私が
弱音を吐いちゃいけないと
思いつつも、
ショックでしばらく
呆然としてしまいました。








今年は、安曇野、会津若松、
京都の三カ所で
取材を行うことができました。



それであらためて思ったのですが、
日本は本当に、素晴らしい国です。
どこに行っても、ステキな
人生の先輩との出逢いが待っていて、
たくさんのことを教えていただきました。


旅の感動を胸に抱き、
制作も、ワクワクしながら
進めていきました。


ところが、しばらくしてみると…


今度はまた、
新しい悩みが出てきたのです。


それは、
イラストレーター&ライターという、
生活の糧をいだだくお仕事と、
自分のテーマに沿った制作をすることとの、
「時間的両立」。


今までもずっと悩んできたことでは
あったのですが、
私が今年取り組みだしたことは、
これまでとは
段違いの時間とパワーがかかります。



ひとつ壁を乗り越えれば、
また新しい壁が現れるのでした。。。


でも、これは、表現を志す者なら
誰もが通る道。
弱音など、吐いてはいられません。


「まったく、
 どえらいことを
 始めてしまったなあ」
と何度も思いました。


ときどき
「もう後戻りできない…」
という自分を感じるにつけ、
恐ろしさに愕然とすることも
ありました。


「ああ、そうか。
 一つの選択に自分のすべてを
 賭けるってことは、
 他のすべての選択肢を
 捨てるってこと
 なんだな…」

と気付いたときがあります。

そのときは、
マンガみたいに青ざめて、
「まったく、なんて
 おっかないことを
 始めてしまったんだ!!」
とも思いました。



でも今年一年、
いろいろやってみて、
今、あらためて言えることが
あります。


それは、
「私は本当に、自分にピッタリの
 テーマを見つけることが
 できたんだなあ」ということです。


そのテーマのことを考えると
今でもドキドキワクワクして、
どうしようもなく、
ときめいてしまいます。


制作も大変だけど、
逃げずに、まっすぐ
向かいあっていけば、
今までには感じたことが
無かったような、
深いところまで降りていける感覚が
あります。



 ああ、始まったんだな。

 私の旅が、
 2011年の今年、
   本当に始まったんだ…!


と思います。


皆様に、きちんとした成果を
お見せできるまでは、
おそらく3年はかかろうかという
長いプロジェクトになりますが、

焦らず、奢らず、怠けずに、
この道の途中で見るいろんな風景を
しっかり味わいながら、
楽しく歩いて行こうと思います


どうか、楽しみにお待ちくださいね!


そして、
最後にもうひとつだけ、
今年私が掴んだ、人生のコツを
お教えしましょう。


それは
「壁にはばまれ、
 前に進めなくなった!
 と思ったときの乗り越え方」です。





その壁には必ず…








必ず小さな穴が
空いています!!





8.jpg





穴を見つけるときは、
コツがあります。





10.jpg



小さな穴が指し示してくれる
解決法はそんなに「大それたこと」
ではありません。

むしろ、
自分が調子の良い時には、
何の疑問もなくやっているような、
「いつもの方法」だったりします。

つまり、結局、
最後は自分自身に帰ることが、
唯一の流れであり、道なのです。


もしも壁に囲まれても、
さがせば絶対に
穴が空いているということ。

そこから、また、新しい流れを
作っていけるということ。

けっして忘れないでくださいね!



…以上、2011年、
いろいろお世話になり、
本当にありがとうございました!





年末スペシャル♪「おすすめ本9冊」
年末スペシャル♪ということで、
昨年もやりましたが、今年もやってみたい
と思います!


イェイ!!ぱちぱちぱちぱち…


ちなみに、私さくらが
「今年」になって読んだ本ということで、
読書好きな方にとっては
「今さらジロー」的な古い本
(↑この言い方も相当古いですが…)
が多分に含まれておりますが、
どうぞ笑ってお付き合いください。

さて今年、私が一番読んでいて楽しく、
小説の面白さを堪能し、
爽快感を感じさせてもらった本はコチラでした!!


女たちのジハード.jpg

「女たちのジハード」著:篠田節子
集英社文庫


ああっ! のっけから直木賞! しかも
古い本でゴメンナサーイ。

でも、女性の皆さん!!
もし、この本を読んでいなかったら、
オンナの人生、勿体ないですヨ。

びゅうおおおおおおお!
と小説の中から風が吹いてくるくらい、
カッコイイ!!
なのに身近な女性たちが登場して、
読むと一気に熱〜い、
そして爽快な気持ちになれます。


じつは「第一章」を読んだあたりまでは
「なぜ、この小説が話題に!?」
とさえ思ったものです。


ところが、今思えば、それさえも、
篠田さんが仕組んだ、
後章に向けてのプレリュード。


今までも、好きな作家さんだったのですが、
この本ですっかりハマって、
今年は篠田さんの小説を熱心に読みまくりました。


他にも何冊かご紹介しましょう。


聖域.jpg

「聖域」著:篠田節子
集英社文庫

関わった人の人生を狂わせる、
未完の原稿「聖域」。
消えた小説家のあとを追って、
東北の山奥へ。

めくるめく小説の世界に、見事に
引っ張り込まれます。




イビス.jpg

「神鳥イビス」 著:篠田節子
集英社文庫

これは、3年くらい前に読んだ本なのですが、
まさに「ホラー」小説です。

皆さんは、
ニッポニア・ニッポンという学名の
美しい鳥をご存知ですか?

その鳥こそ、朱鷺、イビスです。

東京の奥多摩が舞台であることもあり、
その奥深い山々を何度か訪れたことの
ある私は、ミョーに入り込めちゃって、
余計にコワかった…。







秋の花火.jpg

「秋の花火」著:篠田節子
文春文庫


「秋の花火」…
そのタイトルに集約されている通り、
「人生の秋に訪れる花火」のような
大人味の短編集です。

ひとつひとつのお話を、
私は、息をつめて、深く味わって読みました。



綿密な取材に基づいた篠田さんの小説は、
どの本を読んでも、
すご〜く深くて遠いところまで
連れていってくれます。



おとぼけな私は、小説を読んでいくうちに
「あれ? これ、前にも読んだやつだった!」
ということがよくあるのですが、
篠田さんの小説だけはかぶらないんですよね。


どれも世界観がしっかり構成されているので、
印象に残るからだと思います。


もうずいぶん読んだと思ったのに、
まだまだ未読の本があって、
その圧倒的な創作パワーにも惚れ惚れ♡


今回上記でご紹介した本は、日本を舞台にした小説
ばかりですが、篠田さんの小説は、
海外ものもすごいですよ!
ぜひ、読んでみてくださいね。


さて、つづいては、男性にもおすすめな小説を…。

喜嶋教授.jpg

「喜嶋先生の静かな世界」著:森博嗣
講談社



これは、まず、タイトルが良かったな〜!

天才としか言いようのない森博嗣さん。
森さんの小説は、
私にとってすべてが読みやすいわけでは
ないのです。
でも、この小説の世界は、
読んだあとも、しみじみとして、
豊かな気持ちが長く続いて、とても幸せでした。



つづいてはこちら。

無痛.jpg

「無痛」 著:久坂部 羊
幻冬舎文庫

この小説にかんしては、
「気持ち悪〜い!」と言う方も多い
かもしれません。

でも、恐怖のジェットコースターには確実に
乗れます。
そして、それこそ、小説の醍醐味では
ありませんか?



つづいてはこちら。

悼む人.jpg

「悼む人」著:天童荒太
文春文庫(上・下)

こちらもたいへん有名な、ちょっと前の
直木賞受賞作品です。


今年は、東日本震災もありましたし、
この本を読んで間もない頃に、
友人が亡くなったこともあって、
「死」について考える機会が多くありました。


天童荒太さんの小説は、
今までも自分の言葉で紹介したいと
思うことが何度もあったのですが、
結局、思いを書ききれず、断念してきました。

なので、
今日はあらためて、ここで
ご紹介させていただきます。


私にとって、今までの人生で
「死」についてもっとも
考えさせられた本は、哲学者の
池田晶子さんの本(→記事)なのですが、
そのときは、
「自分が死ぬ」という角度から
「死」を見つめていました。


天童さんの小説では、
そのベクトルが逆になって、
「自分が死者を悼むとき」という方向に
変わります。


すると、その両方向のベクトルは、
結局、同じ所にたどり着くのです。


この小説は、
やっぱり人として生き死んでいく以上、
人生で必ず出会っておきたい小説です。




さて、一気に7冊ご紹介しました!

残りはいよいよ、あと2冊ですが、
ちょっとマニアックです。


一冊目は、このブログでもかつて
ご紹介したことのあるこちら。

和子の部屋.jpg

「和子の部屋」著:阿部和重
朝日新聞出版

詳しくはコチラの記事
お読みいただければと思うのですが、
やっぱり、私にとっては
今年読んだ、197冊の本のうちでも、
おもしろい本として、強く印象に残る本でした。


阿部さんご自身が「トゥーマッチ」と称した
ご本人の小説については…

何度かトライするも、まだ、なかなか、
入り込めきれておりません。。。


でも、私はアキラメません!
だって「カズコ様」(注:男性です)
の頭のキレってば、やっぱり
すごいんだもの♡


ちなみに、
カズコ様は、この本にも登場する
あの方と、この年末に結婚されたそうで、
ひょっとしてこの本の対談が
御縁の始まり…!?かもしれませんネ。




そして、今年おすすめ最後の一冊は、
コチラです。

妹たちへ.jpg

「妹たちへ」 日経ウーマン編集部・編
日経ビジネス文庫


最後は
女性本で、しめくくりたいと思います。

人生のステキな先輩たちが、
実人生や仕事で学んできたことを、
あたたかい気持ちでまっすぐ届けてくれる、
とってもハートフルな本です。


私は、あの美人脚本家の大石静さんが、
たくさんの病歴を経て、
それにも負けずに生きてきた人であったことを
この本で初めて知りました。

小谷実可子さんが、イルカと泳いだ日の話、
柴門ふみさんの悩み、
小宮悦子さんの覚悟…
4枚の原稿を書くのにも、その10倍は
書いて直すという唯川恵さん、
女性は、男性と違って、
義理やしがらみに縛られることなく、
作品を生み出せという篠田節子さん…などなど、
27人ものステキな先輩女性が語る、
それぞれの恋バナ、結婚、出産、
未婚、非婚、人生秘話…
本当に元気が出ます。


きわめつけは、一番最後に登場する、
田辺聖子さんのこの言葉。

「後進の女性に贈りたいのは、ただただ『フン!』
 の気力である。
 自分の知力、体力、気力を信じて生きることだ。
 さまざまの煩い、さえずり、雑音に気を
 とられていてはしょうがない。
 (そんなのは)フン! 勝手に言うとれ!だ」


いいな〜!! この意気! この鼻息!

そう、
世の中には、人の人生に首を突っ込んで、
あれこれ勝手なことを言う人がたっぷりいます。


でも、そんなの「フン!」と笑って
余裕で吹き飛ばしちゃえばいいのです。


…と言っても、
あんまり「フン!」が多すぎてもいけません。
もともと女性は強いのですから。
私も年々言葉がきつくなり、
この年末、ちょっと反省したばかり。


でも、可愛い「フン!」の心意気は、
オンナの人生をしっかり生きていく上で、
とっても大事だと思うなあ。


そして、
そんな「フン!」を見ても、余裕で
包み込んでくれる男こそ、本物なのだと
思います。


来年も、楽しく女の人生を
謳歌して行こう!
と思える、
年末年始にふさわしい、とっておきの
おすすめ本です♡



思えば人生の一時期、私は
小説を読むのを全く避けていた時期が
ありました。


なにしろ、小説は一度ハマってしまうと、
なかなか現実世界に戻れません。


何もかもそっちのけで
最後まで一気読みしてしまいそうで、
自由業の私は、
仕事の時間やパワーをそっちに
持っていかれてしまいそうで
こわかったのです。


でも、今年の私は、
仕事で思いきり「好きなこと」を
始めたのですが、
それによって、
小説の世界との両立も自然に
できるようになりました。


小説をいくら読んでも
仕事にかける情熱やエネルギーが
削られることが無くなり、
安心して読めるようになったんですね。
今はそのひとときは、大事な
気分転換の時間です。


そんなこともあり、
私が今、小説に求めているものは、ズバリ、
「意外性」です。

「想像だけの世界だからこそ、
 まったく予想もできないような世界観を
 展開してほしい!」

というのが私の願望なのです。


ホラーや心理ミステリー小説は、
そうした私の願望を、
こよなく満たしてくれます。


ありがとう! 
小説家さんたち♡
来年もいっぱいお世話になりたいと
思います。


ビバ♡ 本のある人生!
ビバ♡ 読書普及協会!!




JUGEMテーマ:オススメの本

人生の選択!?



今年は年末年始無しで、お仕事をするつもりです。


そこで、


自分を励ますために、


買いました




ジャ〜ン! 色鉛筆60色入りです!


今までは、12色を基本に、
使いたい色だけを増やして、
買い足して使っていました。



買い足していくうちに色数は増えて、
36色くらいにはなっている
と思うのですが、
60色は、かなりの冒険!



でも、新しい仕事道具を見ると、
めちゃくちゃ元気が出ますo(^^)o



それと真逆なことを言うようだけど、
「絵はできるだけ少ない色数で書くのがいい」
というのが、私のもともとの持論です。



今でも私は、たとえば、
しばらく1色や2色のイラストだけを
描いたあととか、


文章だけの仕事をしたあととか、


とにかく、
フルカラーの色から遠ざかった期間が
3日でも続いたら、
もう一回12色だけで描く所に
戻ることにしているんですよ。



人間の行動哲学とは、面白いもので、
たとえば購買行動でも、
1つのものを買わせようとするよりは、
2つのものを見せて、
「あなたはどっちがいいですか?」
という方が買いたい気持ちが
高まるそうなのですが、


逆に5つくらいの選択肢をパッと見せて、
「さあ、どれがいいですか?」と言うと、
どれを選んだらいいか簡単に決められず、
「今回はやめておこうか」などと冷静になったり、
「このメーカーは止めて、他のメーカーのにしようか」
など、ほかの選択肢まで思い浮かべるような余地を
与えてしまい、

その結果、
買う行動に
つながりにくくなるんですって。


そう、
選択肢が多いのって、かえって
プレッシャーなんですよね!


たとえば仕事だって、
何でも選べるという場合は
アレコレ迷って、欲が出て、
「一番良いのはどれだろうな?」などと
考えてしまい、
なかなか決められなくなるもの
じゃないでしょうか。


私の色鉛筆も同じ理由です。
最初から色数があまりにも多いと、
色だけで迷ってしまって、
「線を描く」行動に進むのが遅くなるという
状態になるので、
行動の迷いを消すためにも、できるだけ
少ない色から始めるようにしているのです。


だから、基本は12色!

一回その門をくぐれれば、あとは
割とすぐに慣れてきて、
36色も、60色も、何のその!
という状態まで持っていけるようになります。


きっと、
誰のお仕事にも…


そして、誰の人生にも、

こんな選択肢と迷いと、

そして、
本当はとってもわかりやすい門が
開いているんだろうな。


だったら、
江國さんの小説のタイトルみたいに、
「思いわずらうことなく、楽しく生きよ」
です!



JUGEMテーマ:創作活動
皆さん、せっせと書いていました!




JUGEMテーマ:手紙
 
明日に向けてスタンバイ♡


スタバのステンレスボトル、
たいへん重宝しています


飲み口はプラスチックのアヒル口。
中味がこぼれにくい一点穴方式で、
そのまま飲めます。


かなり軽いし、
アツアツのお茶を入れれば、
半日くらいは「ンッ熱い!」という感じで飲めるので、
じっくり腰をすえて何かをしたいときにもピッタリ。


洗いやすく、乾かしやすいのもグーです。


仕事中はもちろん、わたしは
映画館に行って映画を見るときや、
家で大好きなフィギュアスケートを見るときも、
このボトルと一緒にスタンバイです




フィギュアは…


やっぱり、かなりドキドキしますね。


手に汗握ります。



相変わらず、
真央ちゃんが、大好きです。


明日も、このボトルと一緒に、
テレビの前で、スタンバイします


クリスマスイブより、真央ちゃんにトキメイテいる
私です




みかんのスジは体にいいヨ


昔は、こたつの中でみかんを
あっためたりして、
いかにして白いスジをきれいに
取るかということに
躍起になっていたものですが、


昨年、冬に、何かのテレビの特集で、
みかんの白い部分や皮がどれだけ
身体にいいのかということを知ってから、
そのまんま食べるようになりました



でも、一年たって、再び
みかんの季節になってみると、


えーっと、白い部分や皮が大事なのは
覚えているんだけど、


そこの、どこがどう、体に良いんだっけ…??


と肝心なところを覚えていな
いのですね


ネットで調べてみますと、

その1)「ヘスペリジン」という
ポリフェノールの一種が豊富で、
毛細血管を強化し、
中性脂肪を分解してくれる。

その2)「ペクチン」という食物繊維が豊富で、
整腸作用と、コレステロール値の低下作用がある。


…ということで、
薬を買って飲むくらいなら、みかんの白い所や皮を
食べよ!というくらい(!?)
成人病にもいいし、
体にも(特に毛細血管に)いいそうです。


りんごの皮も、
同じくペクチンやポリフェノールが豊富で、
「りんごを食べれば、医者いらず」
といわれているのとよく似てますね。


りんごも、みかんも、実だけじゃなく、
皮も命なんだわ!


人間の皮膚もそうだけど、中味の
大事な水分を守っている部分というのは、
やっぱり、かなり精巧に
できているのでしょう。

そこには地球のヒミツがまだまだたくさん
隠されているかもしれませんね!




JUGEMテーマ:健康

目玉がサムイです
111217_1729~01.jpg
今日は、忘年会なので、
5駅分くらい歩こうと思って、
早めに出てきました。


…が、寒いです!
目玉が寒く感じるなんて、
はじめてかも、です。


どうしよう…。
いや、
やっぱり3駅は歩こう!

と決意して、
心は寒くないようにと、
キラキラしているところを選んで
歩くことにしました。


灯りには人が集まってくるようで、
予想外の人込みです。

いきなり外気の温度が上昇しました!
人間ってスゴイわ!

って書くと、
いかにも実況中継みたいですが、

歩きながら携帯メールを打つなんて、
器用なことは、できません。

じつは
と待ち合わせ場所に早く着きすぎたのです。


一万歩は達成!

腹ペコも達成!

さて、あと30分どうしましょ。

あなたの脳内宇宙は?
DSCN8741_5502.JPG


銀座で、お父さんの「病気」と「死」を扱った
ドキュメンタリー映画を見てきました。


出てきた方は、
とってもステキなお父さんとご家族
だったのですが、
結果的に言うと、
私にとっては、自分の父の、病気と死や、
家族と執り行ったその後の経緯のほうが、
やはり、ずっとリアルなストーリーなのでした。

もう、24年も前のことなのですけど…ね。



そう考えてみると、
「亡くなった人」の記憶というのは、
全然、無くならないんだなあって思います。


父のあたたかい陽気な声も、
亡くなる直前のかすれた声も、
亡くなって24年たった今でも、
一瞬でよみがえってきます。


こういうの、クオリア(脳の中で感じる質感)
って言うんでしょうか。
ふしぎですね。



そういえば、
小学校の同級生の声とか口グセも、
けっこう覚えているなぁ。

男の子たちは、
声変わりしちゃったかもしれませんが、
私なんて、子どもの頃から
ほとんど変わっていないですよ、
きっと。


自分で見、聞き、経験したことって、
脳の空間に、
立体的に残っていくんですね。

これを「宇宙」と言わずして何と言いましょう。


…と、こうしていろいろ
広げて考えられるのも、やはり映画を見た
おかげ。
映画のお父さんに感謝


特に、話が宇宙まで広がると、何故か
とてもワクワクする私です。

これは、スターウォーズの影響!?

やっぱり脳内宇宙って、底知れない。





私の命のある限り、
この脳内宇宙は続くのね。




JUGEMテーマ:映画館で観た映画

気持ちのいい月曜日(^0^)ノ




今朝も朝日がキレイでした 





さ〜、師走のお仕事の中ででも
非常に大事な中盤の週です!

良い週にするゾ



靖国神社ライトアップと、月食♡



夕暮れの皇居ぞいを、竹橋方面へ。

このとき「あっ!」と声が出ました。

通りの向こうに大きな満月がぽっかり。


画面ではかなり小さく見えますが、
奥の部分をズームアップしますと…


満月と、スカイツリーです。


「わあ、まんまるで大きいなぁ!
 今日は満月なんだ


…と、このときは、この夜の月食のことも
知らずに喜んでいました。



さて、用事をすませて、帰り道。


もう暗いからキレイには撮れないかな?
と思いつつ、
靖国通りの銀杏を、武道館のほうを向いて
パチリ。

DSCN8699_5489.JPG


この時期ならではの、なかなかの絶景です。


このあと、靖国通りの九段坂を
何気なく登って行くと、
…あれれ?


大きな鳥居の向こうに、なんだか
不思議な世界が広がっているみたい…


いつもはこの時間に
鳥居をくぐるのはこわいのですけど、
この日はぐんぐん入ってみました。








DSCN8701_5488.JPG










…人は、ほとんどいません。









DSCN8705_5485.JPG







奥の神殿の扉も
とっくに閉じられています。












美しいのを通り越して、なんだか
凄みが。






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大鳥居のほうを振り返ってもう一枚。
満月が入りました。







このライトアップは… 



だれのために?



英霊の御霊の為に?

満月に向けて、靖国の参道へと、
御霊を招くために?


これから神殿の奥でナイショの行事でも
あるのかしら?


DSCN8710_5481.JPG


大村益次郎さんの銅像は、まっすぐ満月の方向を
見上げていました。


思えば、この益次郎さんが、
今夜の満月とライトアップをいちばん
楽しんでいるかもしれません。


さて、家に帰ると、

「今夜は、皆既月食なんだって!
 月が地球の影に全部覆われるのは、
 11時5分からって言ってたわよ。
 私は寝ちゃうけど、
 あなたは見てみたら?」

と嬉しそうに母サチボンが情報を
伝えてくれました。


「うわーい 楽しみ〜!!」



あの靖国のライトアップも、
ひょっとして、月食と
関係があったのかしら。


11時になった頃、
早速、道路に出てみました。



千代田区は夜、
ほとんど人がいない区で有名なんですが、
こんな時間だと言うのに、
この夜ばかりは
人がいっぱいです。


そして、おそらく、
南の宇宙にかなり傾いた角度で
見えるのだろうと
思っていたのですが、


なんと、それは、頭の真上に見えました。





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こうして写真にすると小さいですが、
大きさは、皆さんが外でお月さまを
見たときに感じる、あのサイズです。



色はおいしそうで、
焼いたお餅か、パンみたいな
ほんのり焦げ茶色




よし! ズームアップだぁ!


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…よいしょっと!




DSCN8715_5478.JPG


…あらよっと!




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う〜む…



私のかわいいデジカメちゃんでは、
やはり、
夜間の露光の長い時間の手ぶれは、
避けられないようです…ゴメン。




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なんだか、まるで、人の受精卵を見ているような…。

生命の神秘を
顕微鏡で覗いているような、そんな
気持ちになってきましたね。


もうカメラはあきらめて、

それより、肉眼でじっくり眺めよう
という気持ちになりました。


DSCN8717_5477.JPG

そうこうするうち、
道ばたの人が、時計を見て、11時5分への
カウントダウンを始めてくれました。




「…あと30秒!  

 …あと15秒!

 …5秒! …3、2、1、ゼロ!」


「わ〜!!パチパチパチパチ


みんなで思わず拍手です。


カウントダウンしてくれた方は、
「では皆さん、幸せになってくださいね〜!」
と月光仮面のように、
夜道を去っていきました。


そうそう、こういうときこそは、
みんなでみんなの幸せを願いましょ!


なんだかほっこりして、
良いお晩になりました。




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DSCN8727_5473.JPG



気付けば、あっちにもこっちにも、月食を見上げる人々が。



それだけで気持ちがつながったような気がする、
ピュアな月夜でした。



ありがとう、宇宙さん


ちなみに靖国のライトアップを
検索したら、ちゃんと理由がありました。
この日は「にぎわいは創出され」ていなかったです



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